- 仕事で怒られる時は、あなたに非がある場合と理不尽なときの2パターンがある
- あなたに非があって怒られる場合は、原因を考えて再発を防ぐようにしましょう!
- 理不尽に怒られる場合は、適切な対処法を取り解決に繋げよう!
仕事で怒られる時、自分に非がある場合は改善しなければいけませんが、上司のストレス発散のはけ口のような感じで理不尽な思いをすることもあると思います。この記事では、それらの対処法をまとめていきます。
理不尽に怒られるというのは、会社では誰にでも起こってしまう現象であり、避けては通れない道でもあります。
誰にでも起こってしまう現象であるのならば、事前に本記事で対処法を知っておくことで、自分が会社で被害者になった時に適切な行動に活かせます。
上司に仕事で怒られる時は2パターンある
職場で仕事中に怒られた時、怒られる理由はニ種類に分けられる場合があり、上司から理由もなく理不尽に怒られる場合と自分に非がある場合です。
後者の自分に非がある場合は、怒られた時に上司へ反論を伝えたいという考えを、相手へ吐き出さずに飲み込みましょう。
自分に非がある場合に怒られるということは、上司は相手に非を改善してもらいたいから怒っているので、素直に非を認めることが大切です。
上司の7割以上が部下に対して感情的に怒ったことがある事実
総合人材サービス会社のマンパワーグループが、20代から50代の部下を持つ男女400名を対象に、※アンガーマネジメントの調査を行いました。
アンガーマネジメントは怒らないことを目指すものではありません。違いを受け入れ、人間関係を良くする心理トレーニングです。
1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。
怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。
その結果、なんと7割を超える割合で「感情的に怒ったことがある」という回答が出ています。
部下に対して感情的に怒ったことがあるか | 割合 |
よくある | 4.5% |
たまにある | 27.3% |
あまりない | 40% |
まったくない | 28.3% |
そして、部下に対して怒ったと回答した人に対して、どのような場面で感情的に怒ったのかを調査した結果、以下のような回答が得られました。
部下に対して感情的に怒った場面 | 割合 |
業務への取り組みや姿勢について疑問を感じた時 | 45.6% |
話し方や態度 | 28.2% |
忙しくて余裕がないとき | 15.7% |
ミスや失敗をした時 | 15.2% |
自分の指示や意見に反論してきた時 | 13.2% |
良いパフォーマンスを出せない時 | 8.2% |
プライベートなことでイライラしていた時 | 5.6% |
自身が上司から叱責された時 | 4.2% |
その他 | 2.8% |
この回答を見て思うのは、部下に問題があるケースはやむなしと受け取れますが、自身の都合で部下に怒りをぶつける割合も少ないながら数値で出ていることが示されているため、部下の立場からするとたまったものではありません。
たかのり
今のご時世だと、テレワークで仕事をする会社も多いと思われますが、パソコン越しに怒られるなんてこともありそうですね・・・
リモハラなんて言葉もあるくらいですし。
以下、仕事で怒られる場合について、あなたに非がある場合と理不尽に怒られる場合のそれぞれのパターンについて解説していきます。
仕事で怒られる際に、あなたに非がある場合の主な理由
仕事で怒られる際に、あなたに非がある場合というのは、独断で進めていることが原因ではないでしょうか?要は、上司に対して報連相がなかったり、指示内容と異なることをしているといったことです。
以下、当てはまるところがないかどうか、確認してみましょう!
➀ミスを事前に防ぐ対策ができていない
以前に注意や指摘を受けたケースについて、同じような過ちを犯してしまうと怒られる可能性は高いです。そして、怒られるポイントというのは、ミスをしたことよりも、「注意したにも関わらず対策を怠っている」点です。
注意したところを改善することなく、何度も繰り返してミスをしていると、普段は温厚な性格の上司でも「反省の意思が見えない」「学習能力がない」と捉えて怒ってしまうかもしれません。
ミスを犯してしまった原因を見直したり、ミスによって被る周囲への悪影響を考えて、同じ過ちを繰り返さないように改善していきましょう。
②他責思考が強い
仕事でミスをした際に、怒られた時の恐怖心から逃れたいがために、「指示が内容良くなかった」「取引先の返事が遅くて」などというように第3者のせいにする場合、仮にそれが事実だとしても聞く側からすると言い訳のように聞こえてしまいます。
そのため、そのような言い訳により、更なる怒りを買ってしまう事もあるので、いさぎよく非を認めて反省し、どう改善していくかについての意思表示をしていきましょう。
③報連相ができていない
報連相とは、
- 「報告」
- 「連絡」
- 「相談」
のことを指し、仕事上のコミュニケーションでは基本的な事です。業務を円滑に進めるうえでも、進捗状況の報告や相談を進めて行くことが必要です。
ですから、報連相を行って業務をスムーズに進めて行くうえでも周囲とのコミュニケーションは大切です。
④ルールやマナーを遵守していない
ビジネス上のルールやマナーを守る事も大切な事です。例えば敬語の使い方やメール送信時のルールなどが正しくできていないと資質を疑われてしまうことも。
加えて、そのような悪い積み重ねによってお客様に対して失礼な態度を取ってしまう事から、企業としての信頼を失う事にもなりかねません。
ビジネスマナーについてよくわからないと言う方は、自発的にビジネス本を読んだり講習を受けるなどして改善していきましょう。
⑤指示された内容と異なることをしている
自身と上司との認識のずれから、「お願いした事ができていない」と怒られる場合があります。何度も上司に確認するとそれだけで怒られてしまうことがあるかもしれません。
しかし、認識のずれがある状態で作業を進めて行くと、その結果間違った方向に進むだけなのでマイナスです。
そのような事を防ぐためにも、
- 指示されたことは復唱する
- メモを取る
ということを徹底しましょう。
⑥無駄に完璧主義でいる
仕事を丁寧に進めると言う意味では良い心がけである反面、時間がかかりすぎてしまうことはマイナスです。100%でなくても70%ほどの質で早めに仕上げたほうが良い場合もあります。
そのため、妥協点とそうでないところを見極めて効率よく進めて行けるようにしましょう。
仕事で怒られる時、あなたに非がある場合の解決策4選
➀相手の意見を聞き入れて謝意する事
上の方でも取り上げていますが、素直に非を認めずに、上司へ反論の意思を伝えると火に油を注ぐ形になり、相手の怒りを買うことに繋がり、結果的に損をするのは自分になります。
反論して自分の意見を伝えるのは悪いことではありませんが。しかし、反論する場面を間違えてはいけません。自分に非が無ければ怒られる原因となるミスが発生していないので、まずはお詫びの意思を伝える為にも謝罪しましょう。
怒られたときに非を認めずに言い訳や反論をすると、責任転嫁をして逃げている印象を相手に与えてしまいさらに怒られます。
自分に非があって上司が怒っている場合、「起きたミスを治して欲しいからである」と前向きに考えて謝罪し、次も同じ非を繰り返さないようにするためには、言葉で謝罪するだけではなく、原因を探してミスと向き合うようにしましょう。
②怒られた時に、なぜそうなったのかを考える事が必要
上司から怒られた時に、なぜそうなったのか原因を考える事が必要です。怒られる原因がわからないと、怒られるたびに嫌な気持ちになり仕事のモチベーションが低下してしまいます。
上司から怒られたのはなぜか?ということを突き詰めて考えた結果、怒られていない人を観察するしていくとヒントが得られるかもしれません。
上司から怒られた自分と、怒られない人の違いは必ずあります。なぜなら、怒られない理由があるから怒られていないので、怒られない人と自分との違いが自分の怒られる原因に繋がるからです。
③怒った人に直接相談や質問をしてみる
結構ドキドキすることではありますが、思い切って怒られた人に直接聞いてみる事もひとつの方法です。ただし、話しかける際はタイミングを見計らう事をおすすめします。
その際も、すぐに質問するのではなく、いちど自分で良く考えた後に質問されることをおすすめします。
④イレギュラーなことはしない
基本的な社内でのルールを守ることを意識しましょう。例えば無断欠勤や遅刻などを繰り返しているようでは、仮に仕事でミスが無かったとしてもマイナスな印象が上書きされているので何かと疑われてしまい損です。
そうならないようにする為にも、勤務態度が真面目であると評価されることを意識しながら日々取り組みましょう。
怒られる理由が理不尽である場合
理不尽に怒る人の特徴は、感情をコントロールできないどころか、その矛先を部下に向けて八つ当たりをしているだけです。
加えて、こちらに非がなくても何かしら適当な理由をつけて言いがかりをつけてきます。
個人的にも、この手のタイプには散々悩まされてきたので、このようなタイプの人に対する怒りの感情に取りつかれていた時期があったほど。
YouTuberのマコなり社長も、今すぐ離れたほうが良いタイプの人として「感情的になる人」を挙げています。(該当の箇所は、再生後すぐに観られます。)
出展:マコなり社長YouTubeチャンネル
もちろん、インフルエンサーの発言がすべて正解というわけではありません。しかし、この動画にてマコなり社長が語るように、この手のタイプの人には性善説は通じません。
話し合いをするだけ無駄です。なによりもあなたの貴重な時間を奪う存在なので、即座に離れる事をおすすめします。
とはいっても、そう簡単に離れる事が難しいケースが多いと思うので、まずは下記にてご案内している方法を実践してみてください。
理不尽に怒られた→やる気無くす時の対処法5選
➀開き直ってネタにする
どうしてもビジネスの世界では、怒られる事=「評価が下がる」と意識してしまう事が多いように感じます。私もそうでした。評価について、基本的には結果で判断されるもののはずですが、結局のところ、上司の好き嫌いで判断されるところがあるからです。
でも他人の好き嫌いについて、個人でなんとかするには限界があります。私も、官僚みたいな性格の上司とそりが合わず、どれだけ努力しても徒労に終わり、精神崩壊してしまった過去があります。
ですから、変えようのない現実に対してくよくよするのはナンセンスだと考えるように切り替えると、気持ちが楽になるとその時思いました!
元2ちゃんねるの管理人で、2023年時点では論破王とも評されるひろゆきさんも、東洋経済オンラインのコラムにて、怒られることはリスクでないと語っていますし、それどころか地雷は踏んでしまえとも。
たかのり
石橋を叩きながら渡ろうとしても、逆に崩れてしまうリスクだってあるわけですから、いっそのこと開き直って気持ちを切り替えるくらいの余裕があると良いですね!
②有休休暇や休職制度を利用して心を休ませる
あなたが怒られる理由が理不尽な場合、理由を探す事が出来ないので、モヤモヤした感情をひきずりながらの状態が続く為、無理をしてしまい結果的に自分が壊れてしまいます。
そのような場合は有休休暇や、休職制度を利用して疲れた心を休ませましょう。
仕事をしているときは、緊張感に晒されている状態が続くと思うので、そのような状態からさらに「理不尽に怒られる」という負荷が加わるのは非常に危険です。
あなたの心のメンテナンスを図るために仕事を休むことは権利であり、サボりではありません。
③人事に相談する
人事や相談をする事で、自分ひとりで悩みを抱え込まずに理不尽に怒られている現状を共有出来るので、精神的負担が軽くなるかもしれません。
一般的には、人事は新卒や中途の採用だけではなく、働きやすい職場づくりも仕事の一環ですし、安全配慮義務も仕事のひとつです。
もし、このようなことを怠るようであれば、今の時代すぐにSNSや口コミサイトに拡散されてしまうリスクがあるので、人事側も内容が重ければ重いほど早急に動くはずです。
また、2020年6月からは大企業にて、2022年4月からは中小企業でもパワハラ防止措置が義務化されていますので、うやむやにすることがむしろリスクだとも考えるはず。
しかし、その一方では何事も被害者のせいにするなど、強気な姿勢で報復してくる人事もいるので、そのあたりの見極めは必要です。
もし、人事がそのような態度を取るのであれば、専門家に相談することや早急に離れる方向で動きましょう!
④専門家に相談する
人事に相談しても解決しなかった場合は、国の機関が設けている相談機関や、弁護士などに相談してみるのもひとつの手段です。
国の機関は公的機関なので、会社に対する強制力はありません。どちらかというと話を聞いてもらい、場合によっては専門家を紹介してもらうこともあります。
別の記事でも、外部の相談窓口について解説していますので、参考にしてみてください。
→【職場いじめ】社内外の相談窓口まとめ
お金や時間をかけてでも会社とやりあう覚悟をお持ちであれば、弁護士と相談するのもひとつです。しかし、パワハラを理由にして精神的苦痛を訴えたとしても、得られるリターンは少ない事が多いので、それだったら環境を変える事に気持ちをシフトしたほうが得策だと個人的には考えます。
⑤転職を視野に入れる
職場での現状を変えるために、配置転換を打診する事も選択肢の一つですが、精神に異常をきたすほど限界ならば配置転換で今の上司から離れたとしても、根本的な原因が解決出来ないので心機一転して転職を視野に入れましょう。
下記にて、転職に関する内容を解説しています。
理不尽な上司に怒られて精神崩壊する前に、転職エージェントに登録して情報収集しよう!
厚生労働省によると、人間関係を理由にした退職について男性が8.1%、女性が9.6%となっていますので、数値としては大きいと感じます。
参考資料:厚生労働省「令和3年雇用動向調査」
ですから、上司や同僚との人間関係がうまくいかないがために転職を考える事は、全く恥ずかしい事ではありません!なかには「忍耐力が無い」などと前時代的なことを言う人もいるかもしれませんが、具体的な根拠がありませんので無視しましょう!
耐えるだけの人生にゴールは見えると思いますか?それは、景気が良かった頃の時代の感性に過ぎません。これからの時代は、自分の身は自分でなんとかしないと危険です。
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転職活動は在職中から行っているケースも実は多く、転職先企業と在職中の会社と比較検討することもできるため、転職しないという実例もあります。
当然ながら転職エージェントの方も必ずしも転職を勧めるわけではありませんのでご安心ください。
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たかのり
人材紹介会社について、下の記事にて取り上げています。あなたの人生を変えるきっかけになるかも?!ぜひご覧ください!
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