あなたの職場には、常に「前にも言ったよね」と繰り返し言う上司はいませんか?
また、このような上司に以下のことで悩まされていませんか?
- 繰り返し同じ指摘をされることによるストレス
- 指示が曖昧で、何を求められているのか理解しづらいこと
- どうやってこの上司と効果的にコミュニケーションを取ることができるのか?
私もかつて、「前にも言ったよね」という言葉が口癖の上司に悩まされていました。
その上司とどのようにしてうまく付き合い、自分の仕事をスムーズに進めることができたのか?
私の経験を基に、具体的な対処法を紹介しますので、参考にしてみてください。
「前にも言ったよね」発言をする上司が心底うざいと感じた④つの実体験
職場での日々は、上司とのコミュニケーションに密接に関わっています。
特に、「前にも言ったよね」というフレーズを頻繁に使う上司は、深いイライラの原因になることがあります。
では、どのような瞬間にこの発言が特にうざいと感じるのか、私の経験をもとに考えてみました。
①指示が曖昧で理解しにくい
業務の指示は明確であるべきですが、このタイプの上司はよく曖昧な指示を出します。
問い合わせると、「前にも言ったよね」と返されるが、元の指示が不明瞭でわかりづらいのが現実・・・
②過去のミスを何度も持ち出す
一度犯したミスについて、何度も「前にも言ったよね」と言われることは、非常にストレスです。
特にそのミスを直したにも関わらず、同じ間違いを繰り返していない時に言われるとムッときてしまう・・・
③自分の言ったことを忘れがち
皮肉なことに、このタイプの上司は自分が何を言ったかを忘れがちです。
重要な指示を忘れ、部下が質問すると「前にも言ったよね」と責任転嫁する場面がしばしば。
要は、適当なんです(苦笑)
④コミュニケーションの欠如
「前にも言ったよね」と繰り返すことは、上司が部下と密なコミュニケーションを取っていない証拠。
その為、話がかみ合う事が無く、上司は逃げるために「前にも言ったよね」と言うしかできません。
「前にも言ったよね」発言上司に対して私が実践した対処法
「前にも言ったよね」という一言に対して、私が実践した対処法をまとめました。
結局のところ、面倒なことから逃げたいから生まれる発言なので、言質を取る事や先回りすることが対処法だと確信しています。
それでもいちゃもんつけるような上司は論外なので、離れる事を考えたほうが生産的です。
①冷静さを保つ
繰り返し同じことを言われるとイライラしがちですが、冷静さを失うと喧嘩腰になってしまい、関係悪化になることも。
そのため、まずは落ち着いて冷静に対応すること。
私は、感情的になりやすいタイプだったので、冷静にいる事には苦労しました(苦笑)
②繰り返される指摘の背景を理解する
上司が同じ指摘を繰り返すのには、何らかの理由があります。
私が関わった指摘を繰り返すタイプの上司には、以下のような特徴がありました。
- 部下に対してマウントを取りたい
- 深く考えずに口癖のように言いたいだけ
- 忘れっぽい性格でつい口にしてしまう
- 単に神経質な性格だから
繰り返される指摘の背景を理解して行動することは、解決への近道です。
③記録を取る
「前にも言ったよね」という発言が多い場合は、指摘された内容をメモすることが有効です。
記録を取ることで、言った言わないの防止になりますし、認識のずれを埋めるのにも役立ちます。
「前にも言ったよね」発言上司の心理④つの考察
「前にも言ったよね」とは、上司と部下の関係を悪くするフレーズのひとつ。
では、なぜ「前にも言ったよね」という発言を口癖のように言うのか?
その理由を実体験から考えてみました。
① 自己の優位性のアピール
「前にも言ったよね」というフレーズを使う上司は、自分が情報をきちんと伝えているという自己の優位性を示したがっている可能性があります。
これは、自己の権威を誇示し、部下に対する優越感を感じたいという心理があります。
② 責任転嫁の意図
この種の発言を繰り返す上司は、何か問題が発生した際に自分の責任を回避し、部下に責任転嫁したいから。
こうすることで、自分は適切に指示を出していたという立場を保とうとします。
③ 部下の能力を把握していない
この発言は、上司が部下の能力や理解度を適切に把握していないことも意味しています。
部下がなぜ指示を忘れてしまうのか?
その原因を探求することなく、同じ言葉を繰り返すことは、部下への理解が足りていないから。
④指導方法の単調さ
「前にも言ったよね」という発言の繰り返しは、上司の指導方法が単調だとも言えます。
異なる状況や個々の部下に合わせた指導方法をとる柔軟性が欠けていると、このようなフレーズに頼ることが多くなります。
悪く言うと、ステレオタイプで柔軟性がないとも。
「前にも言ったよね」発言上司に対してしなくてよい事
私は上司から「前にも言ったよね」というような発言で圧迫された経験があります。
そのような時、怒りの感情が湧いてきて発狂しそうになったことも・・・
辛いかもしれないけれど、以下のような状況になることには注意してください。
① 自暴自棄になること
上司の繰り返しの指摘によりイライラするのは当然ですが、自暴自棄になることは避けましょう。
やけくそになっても問題解決にはならず、自身のキャリアにも影響を与えかねません。
② 散財すること
ストレスが溜まると、散財してしまうことがありますが、これは避けるべき。
一時的には満足感を得たとしても、後々にお金を使った事でストレスを感じる事も。
③ 上司と喧嘩すること
感情的になって上司と直接的に衝突することは、自身の立場を不利にするだけでなく、問題の解決にはつながりません。
人情味のある会社や上司がいる環境であれば丸く収まるかもしれませんが、実際に私は上司と口喧嘩した結果、報復を受けています(苦笑)
④不満をSNSにぶちまけること
SNSでの職場の不満を発散することは、プロフェッショナルな対応とは言えません。
また、SNS上の発言が原因で職場での問題が悪化することもあります。
最悪の場合は名誉棄損になる可能性もあるので絶対にやめましょう!
「前にも言ったよね」発言上司に我慢できなかった私が取った②つの行動
自分がどれだけ気を付けたとしても、「前にも言ったよね」発言をする上司は態度を改める事はなく。
そんな状況に危機感を抱いた私は、以下2つの行動を起こします。
行動によって感じたのは、ストレスを感じるなら物理的に距離を置くのが正解だったこと。
➀部署異動で上司から離れる
部署異動するためにしたことは、人事に相談することでした。
しかし、人事に相談しても「お前が会社辞めれば?」と言うだけで雑な対応しかされず。
思い切って親会社の人事に意見してみるも、どこか他人事の様子。
おすすめはしませんが、感情的に訴えた結果やっとのことで異動できることに。
異動した結果、違うタイプの厄介な上司がいただけだったというオチ(苦笑)
②転職活動をして会社と決別する
「前にも言ったよね」という言葉を繰り返す上司に対して、できる限りの対策を施しましたが、結局のところ問題は解決せず、会社との関係も悪化してしまい・・・
このままでは人生が好転することはないと感じ、かなり悩んだ末に、転職を決意しました。
転職活動には半年ほどの時間を費やしましたが、結果としては一部上場企業への転職に成功しました!
この経験については、詳細を下記リンクの記事で共有しています。興味のある方はぜひご一読ください。
職場いじめは訴えたもの勝ちじゃなかった!窮地を乗り越えた戦略とは?
「前にも言ったよね」発言上司の対処法で私が実践した②つの事まとめ
この記事では、「前にも言ったよね」発言をする上司の対処法についてお話してきました。
以下簡単ではありますがまとめをしていきます。
- 上司の部下に対する理解がない
- 部下に対してマウントを取りたい
- 機転が利かない
- 余りにひどい場合は、部署異動や転職も検討すること
以下、「前にも言ったよね」発言をする上司と関わる事がマイナスであることを、数値が示している統計についてお話していきます。
嫌いな上司と関わり続ける事がリスク
マイナビ転職が、全国の20代~39歳までの公務員や会社員113人を対象に、嫌いな上司についてアンケートを取った結果、なんと73.5%の人がいると回答しています。
職場に嫌いな上司はいますか(いましたか) | 割合 |
いる | 73.5% |
いない | 26.5% |
また、嫌いな上司にどう対応したのかについても調査した結果、異動や転職をしたと回答した割合は19.3%にものぼりました。
嫌いな上司にどう対応しましたか? | 割合 |
仕事と割り切る | 61.4% |
出来る限り関わらないようにする | 55.4.% |
異動や転職をした | 19.3% |
他の上司や部署に相談した | 13.3% |
嫌だと思う事を直接言った | 10.8% |
上司のいいところを見つけようとした | 9.6% |
その他 | 2% |
このデータからわかることは、上司との人間関係の問題が転職を考えるきっかけになることが珍しくないということです。
このような状況で、まずは上司との距離をとるために自分にできる行動を試してみるのが良いですね。
自分の出来る範囲で行動しても状況が好転しない場合
もし、それでも状況が良くならない場合、転職を考えるのも一つの選択肢です。
ただ、転職には不安を感じる人も多いですよね。だからこそ、転職を検討する前にしっかりと情報収集することが重要です。
その結果、現在の職場に留まる方が良いかもしれません。
そんな時に役立つのが「転職エージェント」です。
これは、民間の職業紹介サービスで、事前相談を経てオンラインで手続きが可能です。
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