この記事をお読みになったあなたは、理不尽な職場いじめによって復讐心を抱えて怒り心頭ではありませんか?
かつて私もイライラしまくって上司に復讐したことがあるのでよくわかります。
しかし、職場のいじめの報復といっても、某ドラマの様に気持ちよく倍返しできるとは限りません。
実際、色んな労力を費やしますので・・・
そこで、どうやって職場いじめに対して報復することができたのか?
実体験からお話していきます。
職場いじめへの仕返しをするにあたり、うまくいかなかった3つの出来事
度重なる職場いじめによって堪忍袋の緒が切れた私ですが、その結果返り討ちに遭い打ちのめされました。
実際はどうだったのか?どんなことでうまくいかなかったのか?
3つの出来事をお話していきます。
➀感情的になって上司や会社にやり返すこと
いじめがエスカレートしていけば、やられた側はムカついてきます。
その結果、感情的になってヒートアップすることも。
実際、上司に対して抗議文を送ったり、会社の企業体質などについて改善要求をするなどしましたが、すべて無駄に終わりました。
たかのり
どんな感じで立ち向かい、その結果返り討ちに遭ったのかをプロフィールページにて解説しています。併せてお読みください。
それだけでなく、嫌がらせがエスカレートしていき自己都合退職に誘導させられそうにも。
ムカつく気持ちを抑えるのは容易ではありません。それはよくわかります。
その一方で、感情的になったら冷静な判断ができなくなります。
加えて、物凄くエネルギーを消耗するので気を付けてください。
たかのり
私は感情的になった結果、気持ちが晴れたのは一瞬。その後躁うつ病になりました(苦笑)
②人事は会社のミカタだった
あなたが人事に正当性を主張したところで、人事の立場からすると会社の不満をぶちまけることは、邪魔者扱いにしかなりません。
本来は、人事の役目は働きやすい環境づくりのために動くべきなのですが・・・
やらしい話ですが、会社は利益あってナンボのものなんです。
職場いじめに無関心を貫く会社は、従業員満足度のことを考えていません。
いじめをする側があなたより利益を生んでいるならば、相手側の方が正しいとされてしまうもの。
悔しいですが営利団体である以上、道徳心だけでは成り立たないのです。
③勧善懲悪なのはドラマの世界だけだった
私は、当時職場いじめに対してたったひとりで立ち向かいました。
その結果、上司が出向になったことがあり、「意見したことが報われた」と一瞬思いました。
しかし、それは飽くまでも形式上のことであり、半年ほどで元のさやに納まっています・・・
人事も一見被害者に寄り添う姿勢を見せますが、結局泳がされていただけ。
ただの思わせぶりだった結果に愕然としたものです(苦笑)
職場いじめへの仕返しとはいえ、絶対ダメなケース
どんなに悔しい気持ちになっても、下記2つの方法でやり返すと、あなたの人生に取り返しがつかなくなってしまいます。
会社は、自分たちの名誉を守る為なら平気であることない事言います。
ですから、会社にとってあなたを貶める為に有利な情報を与えるようなものなので、絶対にやめましょう!
➀殴る蹴るなどの暴力
どんなにムカついて腹が立ったとしても、暴力だけは絶対ダメです。
もし相手に被害届でも出されたら、傷害罪として逮捕される可能性がありますし、
前科アリとして今後の経歴に傷がつく恐れが。
②SNSで職場いじめの被害を告発→拡散
仮に主張する内容が正当だとしても、そのことが原因で会社に損害が出た場合、名誉棄損で訴えられる可能性があります。
そして、最悪の場合は損害分を罰金として支払うよう求められることがあるかもしれません。
どうしても許せない気持ちが強いのであれば、弁護士に相談するなどの方法で正当な手段での解決を目指しましょう!
職場いじめへの仕返しをするにあたり大切な考え方
私は、理不尽な職場いじめの仕返しをする方法は、攻撃することだけじゃないと気づきました。
いじめをする人は、承認欲求を満たすためにターゲットを決めて攻撃してきます。
つまり、あなたがいじめる人や環境から離れる事で、いじめをする人の欲求を満たさない事になります。
するとどうでしょうか?いじめをする人の承認欲求は満たせなくなるので悔しがるはず。
これだって充分仕返しになるのではないでしょうか?
その仕返しを実現するために取った行動(戦略)を次にて解説していきます。
職場いじめへの反撃手段として私が立てた戦略とは?
色々考えた結果、転職して環境を変える事が最も合理的であり、いじめの加害者を悔しがらせる手段だと判断しました。
なぜなら、下記2つの理由が決め手になったから。
- ➀社内外の相談機関は当てにならない
- ②弁護士に相談して法的手段に訴えても、見返りは少ない
➀については、会社内は言うまでもなくですが、外部の相談機関も、アドバイスは貰えますが会社に対する強制力はありません。
②について、パワハラの相場は数十万~100万円前後。
そこに至るまで数年間かかるリスクがありますので、裁判に勝ったとしてもむしろお金はマイナスになる可能性も。
そこまでして会社と争う価値があるのか疑問に感じました。
ですから、転職して環境を変える事が最も合理的で戦略的な判断だと私は思います。
詳しくは、下記リンク先の記事にまとめています。併せてお読みください。
↓ ↓ ↓
職場いじめへの仕返しをする場合、脱ハラ戦略が効果的だった理由まとめ
この記事では、職場いじめをやり返す為により合理的な方法を解説してきました。
復習も兼ねてまとめていきます。
- 勧善懲悪でいじめ問題が解決する事はない
- 暴力やSNSでの復讐行為はあなたが損するだけ
- 転職でいじめの環境を去る事が、加害者を悔しがらせる合理的手段
そして、転職で環境を変えることが合理的である裏付けとして、下記のデータを紹介します。
エンジャパン株式会社が運営しているwebサービス人事のミカタでは、「エン転職」の会員610名に対してアンケート調査をした結果、「人間関係を理由が悪かった」が最も多く、全体の28%を占めていました。
退職理由の本音 | 割合 |
人間関係が悪かった | 28% |
給料が低かった | 12.9% |
社風や風土が合わなかった | 12.2% |
評価や人事制度に不満があった | 10.8% |
待遇(福利厚生)が悪かった | 6.8% |
残業や休日出勤など拘束時間が長かった | 6.8% |
業界や企業の将来性が不安だった | 5.9% |
体調を壊した | 2.4% |
結婚・家庭の事情 | 0.9% |
その他 | 4.7% |
この数値からも、あなたが気持ちよく働くにあたって人間関係が大きく関係していることが言えます。
ですから、人間関係が原因で転職する事は恥ずかしくありません!
大切なのは、周囲の意見よりもあなたがどうしたいかです。一度しかない人生を有意義なものにしましょう。