仕事で放置される→辞めたいと思ったら取る行動4選

仕事で放置される→辞めたいと思ったら取る行動4選

この記事のまとめ
  • 会社での仕事中に放置される場合、職場環境に問題がある。
  • 仕事中に放置される事を相談しても、解決しない場合は環境を変える事も視野に入れよう!

 

せっかく入社した会社で、上司や先輩にいちいち管理されるのも嫌な事ですが、その逆で放置されっぱなしという状況も結構辛いものがあります。

私は、中途採用で入社した会社では、実体験で放置されっぱなしの経験を味わったのでとても苦しい思いをしました。私は業界経験があったので全くの未経験で入社した方よりはまだ耐えられたような気がしますが、それでも辛かった!

そういう会社の体制にも問題はあるのですが、実体験から考えると、放置されたと感じた時に起こすべきアクションだってあるんじゃないかなと思います。

そこで、この記事をお読みになる事で、孤独で悩んでいるあなたが少しでも前向きになりましたら幸いです。

仕事を与えずに放置することは、パワハラに該当する

 

会社勤めしているにも関わらず仕事を与えてもらえない=放置されているような状況は、以下のように言われる事が多いです。

  • 窓際族
  • 社内ニート
  • 社内失業

一定の能力や経験をもとに適した職務に就かせるという条件で、雇用契約を締結したにも関わらず、予定していた仕事をさせない・与えないという行為は契約違反にあたる可能性があります。

特に、好き嫌いで従業員の評価を決める人が上司やリーダーだとすると、その人に嫌われてしまったら終わりという構図が出来上がってしまいます。

また、厚生労働省のウェブサイトには、ハラスメントのひとつとして※「過小な要求」に該当します。

※仕事を与えなかったり、能力とはかけ離れた程度の低い仕事を命じる事。

たかのり

実際、私も会社に意見した結果、まったく仕事を与えられなくなって社内ニート化したことがあります。

人によっては、「働かなくても給料が貰えるならいいじゃないか!」と言う人もいるかもしれませんが、いざ会社に通勤しても仕事がない状態というのは、自分の存在価値を否定されているとも取れます。

仕事があって業務に集中している場合は時間の流れが早いと感じますが、放置されているときは無視されている気持ちになるのでとても辛かったです。

 

パワハラを受け続けた人が被る悪影響

 

また、厚生労働省によると、パワーハラスメントを何度も繰り返し受けた人を対象に調査した結果、被った悪影響についてまとめられています。

特に、「怒りや不満を感じた」「意欲減退」の割合が高くなっていることからも、パワハラを受けて冷静でいられるというのは、実体験からもかなり難しいと感じます。

たかが放置でおおげさだなと感じる人もいるかもしれませんが、そういう人はたまたま耐性が強いだけで、普通の人は精神的に高いダメージを被ることが殆どです。

パワハラを受けた後の症状 割合
怒りや不満、不安などを感じた 80.4%
仕事に対する意欲が減退した 75.7%
眠れなくなった 36.1%
休むことが増えた 13.8%
通院したり服薬をした 20.9%

 

たかのり

私もパワハラによる精神的な攻撃によって上記5つの内容も経験済みです。その中でも特に強いと感じたのは「怒り」「不安」でした。

そして、周りも仕事で「不利益を被るリスク」があったり、「何をしても変わらない」という諦めの気持ちから、間接的に周囲の同僚たちも放置することに加担していたと感じたので余計に辛かったです(苦笑)

 

では、下記にて社員を放置する劣悪な環境の会社について解説していきます。

 

社員を放置する劣悪な会社の特徴6選

 

 

 

新人の教育担当が決まっていない

 

これは中途で入社した新入社員を放置する会社にありがちな事例です。

しかし、新卒入社の社員を教育する場合は教育係が評価される立場にいる事になる為、教育担当がしっかりと決まっていることもあるので、なんとも言えない気持ちになります。

また、教育できるだけのノウハウが蓄積されていない可能性も考えられますが・・・

 

上司にマネジメント能力が欠けている

 

例えばきつい性格の女性社員やお局社員に甘い反面、言いやすそうな社員には強く当たるような上司がやりがちな事です。

相談しようにも話に聞く耳持とうとしないし、新入社員の事に関して無関心である場合も。要は、面倒ごとには関与したくないという思いからの行動でしょう。

 

日々の業務に追われて、新人を教育する余裕がない

 

これは、会社のインフラが整っていない為に、業務効率化が図れていないケースが目立ちます。例えば専用端末のシステムがしょぼくて時間がかかったり、雑務担当がいなくて自分の負担が大きくなるがゆえに、新人の面倒まで見きれないということもあり得ます。

 

質問をすると怒られる→仕事を教えるのが面倒だからという心理

 

これは、新人に教える余裕がない事例と重なりますが、教える側からしたらめんどくさいという背景もありますし、質問があるたびに集中力が途切れるからです。

しかし、教育担当であるならば、質問をしたくらいで怒るなんて論外です。加えて、上司はこういうことに無関心の場合もあるのが現状です。

このような背景には、面倒くさいという心理も働いています。

 

新人をいびる厳しい先輩社員がいる

 

まさに「悪しき慣習」が繰り返されると言った実態ですね。旧態依然とした会社によくある事例です。新入社員をストレス発散の道具くらいにしか思っていないのでしょう。

そして、新人をいびる側の先輩社員も実は若手の頃にいびられていたという過去があったりするので、負の連鎖といったところでしょうか?

 

 

会社の問題意識が低い

 

会社も、社員を育てようと思う気概が見られないと言うか、辞めたら次という程度にしか考えていないこともあります。

また、ハローワーク経由でも人が集まる会社だと、採用に費用をかけずにすむためなのか、人を人と思わないところがあります。

 

仕事で放置される事がパワハラに該当しない場合

 

 

上記の方では、仕事で放置されることがハラスメントに該当する例を取りあげましたが、ここからはハラスメントに当てはまらないケースを取り上げていきます。

 

個人に裁量権を与えられる企業風土の場合

 

 

上記で取り上げたような劣悪な環境とは真逆で、いちいち干渉せずに個人の裁量で仕事を進めさせるという社風の職場もあります。

どちらかというと、歴史ある老舗企業ではなく、新興企業や完全実力主義の企業に多いと感じます。

 

個人に裁量権が与えられる環境は、プラスの効果をもたらす

 

個人に裁量権を与える事がプラスの効果をもたらす事は、データでも証明されています。

下のグラフは、厚生労働省の資料です。裁量権を個人に与えられるほうが、裁量権がない場合よりも働きやすいという回答が得られています。

このデータでは裁量権がある場合とない場合での数値について、12.3%もの開きがあるので数字が証明していると言えます!

 

出展:厚生労働省「働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査」

 

たかのり

実体験からも言えますが、ガチガチにルールで縛られたり、マイクロマネジメントによって管理づくしの環境は息苦しく感じましたし、信用されていないと感じストレスも蓄積されていきました。

しかし、裁量権を与えるということは「信頼の証」とも取れますので、それによって伸び伸びと仕事ができるだけではなく、成果にも繋がるものだと感じたものです!

関連記事

別の記事にて、マイクロマネジメントについて取り上げています。ぜひご覧ください。

マイクロマネジメント上司の対処法7選

 

あなたに原因がある場合

 

 

あなたに原因があって、以下のような理由から仕事を放棄するようなことがあれば、まわりから放置される場合もあるでしょう。

  • 仕事の進め方がわからず放置
  • やりたくない仕事を放置
  • 自分に任されたはずの仕事を他人に押し付ける

あまり考えたくはありませんが、もしあなたにこのようなことが当てはまる場合は早急に改善しましょう!

 

仕事ができない人→放置される可能性大

 

また、仕事が出来ない人と思われた場合も、放置される可能性があります。例えば以下のようなケースです。

  • 仕事を教えたとおりにやらない
  • ミスが目立つ
  • 報告や相談が無く独断で進める
  • 教えてもらって当たり前と言う態度を取る

このようなことにならないように、日頃の行いや同僚との人間関係を築き上げる事も仕事のひとつですし、真摯に向き合って取り組みましょう!

 

仕事ができない→放置される→社内失業者になる可能性

 

上でも取り上げていますが、社内失業とは、正社員として企業に属しているものの失業者のように仕事を失っている状態の事を指します。

そして、下のグラフはエン・ジャパン株式会社が運営する「人事のミカタ」にて社内失業状態の社員について381社からアンケート調査した結果です。

社内失業者がいると答えた企業は、規模を問わずいることが判明。恐ろしい事に、1~49名という比較的小規模の企業にも、15%もの割合を占めているというのが怖いですね。

出展:エン・ジャパン「ニュースリリース」

 

また、下のグラフは社内失業者が出てくる要因についてまとめたものです。もちろんハラスメントになり得る要因もありますが、最も多かったのが「該当する社員の能力不足」によるもので、全体の75%を占める数値を占めています。

出展:エン・ジャパン「ニュースリリース」

 

もちろん、「能力不足」と判定されることについて、会社が一方的に決めつける場合もありますが、仕事が出来ない社員というレッテルを貼られると、仕事を割り当てられなくなる可能性も出てきて失業状態に陥るリスクもあるわけです。

また、社内失業者に対する対応についての回答が、下のグラフになります。そのなかで、「特に何もせず、状況を見る」15%もの数値が出ています。

出展:エン・ジャパン「ニュースリリース」

 

「特に何もしない」という、なんとも悲しい対応だと感じますが、企業もボランティアではないのでやむなしといったところでしょうか?

そうならないためにも、日頃の業務やコミュニケーション、そして人間関係を良くする努力は怠らないようにしたいものです。

あなたが会社で放置されていると感じたら取る行動4選

 

 

開き直って自習をする

 

もう、先輩社員を当てにしないで自分で努力できる方は、出来る範囲でやって行けばよいと思います。放置しているのは会社が悪いので、開き直って文句言われたら「あなたがたが無責任だから自習してるんですよ!」と皮肉のひとつでも言ってやるのもひとつです。

また、いちおう在籍しているということはお金がもらえてはいるはずなので、その間に転職するための情報を集めてはいかがでしょうか?

 

仕事を教えてくれそうな先輩社員を探す

 

(可能性は低いですが)もしかすると、自分から働きかける事で親切な方もいるかもしれません。先輩社員も気を使って話しかけないだけというケースもあるかもしれませんので、思い切って働きかけることで状況が変わる可能性があるかも?!

 

人事に相談してみる

 

社員を放置するような会社の場合、上司に相談したとしてもあまり期待はできません。それどころか、上司がパワハラの首謀者である可能性だってあります。

人事に相談する事で状況が改善される可能性もあれば、その逆で放置プレーよりもひどい目に遭う可能性も否定できません。

その場合は残念ですが会社を見限って、転職活動の準備をしましょう!

本来であれば、採用に関する事だけではなく、社員が働きやすい職場環境を作っていく事も人事の役目だからです。

加えて、2019年からは職場におけるパワーハラスメントについて事業主に防止措置を講じることを義務付けています。

そして、2020年6月からは大企業にて、2022年4月からは中小企業でもパワハラ防止措置が義務化されています。

 

そのため、以前と比べるとハラスメントに対する世間の目は厳しくなっていますし、SNSや口コミ系のサイトでも悪評を書かれるリスクも出てきました。もはやパワハラなどのハラスメント行為は経営上の重要な課題であるとも言えます!

そうなってくると、企業イメージの低下に伴って業績にも影響が出るリスクも考えられます。そういった懸念材料を拭い去るためにも、問題が深刻であれば人事も動かざるを得ません。

アクションを起こさなければなにも変わりません!まずは相談してみましょう!

 

転職活動を行う

人事に相談したことで、職場環境が改善されたとしても「なぜ今まで悪い環境を放置していたんだ?」と不信感が残るかもしれません。

その場合は、転職活動をすることも選択肢のひとつではないでしょうか?

転職活動を行う中で、現職と転職先企業を比較してみて「良さ」がわかってとどまる事もあるかもしれません。

そういったことは、いざ活動をしてみないとわからないものです。

転職エージェントには、表に出ない企業の内情に関する情報もあります。転職するしないは別にしても、情報があるのとないとでは全く違いますし、もしかしたら良い条件の企業が見つかるかもしれません!

下記のほうでも解説していますので、機会損失にならないためにも、無料で利用できるので登録しましょう!

 

放置プレーの状況が改善されない場合は、転職エージェントに登録して情報収集しよう!

 

会社が放置プレーの状況に陥りやすいのは、問題意識の低さが原因だと考えられます。

ですから、人を雇い入れるからには働きやすい環境にするのが必須だと考えます。なんでもかんでも社員に要求するのはお門違いだと考えます。

心から、人を大事にせず、問題意識を持たない会社とは決別しましょう!また、人間関係が悪い職場では、仕事のパフォーマンスが下がる事も、上に取り上げた厚生労働省のデータからも数値が証明しています。

また、人間関係を理由にした退職の多さについても、厚生労働省のデータが物語っています。

人間関係を理由とした退職理由の割合

厚生労働省によると、人間関係を理由にした退職について男性が8.1%女性が9.6%となっていますので、数値としては大きいと感じます。

参考資料:厚生労働省「令和3年雇用動向調査」

ですから、人間関係がうまくいかないがために転職を考える事は、全く恥ずかしい事ではありません!なかには「忍耐力が無い」などと前時代的なことを言う人もいるかもしれませんが、具体的な根拠がありませんので無視しましょう!

下記にて、転職活動におすすめの人材紹介会社のリンクを貼っています。事前登録は10分程でできますし、スマホからでもできます!

転職するしないは別にしても、情報を得る事で選択肢が増えるとわかると安心できませんか?もしかするとアクションを起こさないがために機会損失してしまうリスクだってあるかもしれません。

サービスは無料で利用できますので、これを機会に登録しましょう!

たかのり

人材紹介会社について、下の記事にて取り上げています。あなたの人生を変えるきっかけになるかも?!ぜひご覧ください!

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