- 会社に不信感を抱くのは人間関係や評価基準に不満を抱くから
- 会社に不信感を抱いた時は、転職活動で環境を変えることもひとつの手段
会社のために一生懸命仕事をしてきたつもりでも、色んな事が積み重なったことで不信感を抱き、辞めたいと思うようなことがあるかもしれません。
でもそう感じる事は自然なことであり、人によっては「理不尽でも耐える事が当たり前」だと言う人もいるかもしれませんが、その人はたまたまストレス耐性が強かっただけかもしれませんし、もしかしたらアクションを起こす勇気がなくて強がっているだけかもしれません。
この記事では、会社で働くあなたが不信感を抱く理由と、その後取るべき行動について解説していきます。
会社に対して不信感を抱く理由15選
➀仕事内容を教えてもらえず放置される
会社に入社したばかりの頃、仕事内容がわからないのに業務を渡されると思考が右往左往してしまい脳内がパニックを起こしてしまいます。
本来ならば、職場の上司や先輩から仕事のやり方を教えてもらい一人で業務を任されるのが正しいのですが、そういった行動を放棄し新人を放置する人がいるのも事実です。
しかし、仕事内容を教えず放置された相手は職場で自分の役割を見失ってしまい、存在意義を見失ってしまいます。
職場の上司や先輩に悪気の有無がなくても、そういった行動は会社に不信感を抱く理由になるのです。
たかのり
面接のときはそう感じなかったのに、いざ会社に入ってみると、まるで無視されているかのような状況になったことがあります。
教育担当も直属の上司もいるはずなのに、まるで機能していない状況なのであれば、いっそのこと開き直って自分で勝手に動くか、自分から上司や周りに働きかけていきました。
その結果、なにをやっても変わらない環境は居る必要がないと実感・・・
放置に関連する内容は、別の記事でも取り上げています。これを機にぜひご覧ください。
たかのり
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②正しい事をしても否定される
会社において何が正しくて何が間違いなのか決める基準は、個人によって違いますが職場には判断するためのルールがあります。
とはいえ、職場のルールに則って正しい事をしても会社から間違いと言われると判断を覆すのが難しくなるのです。
対人関係では、個人の判断基準というものがあり相手に合わせた意見でないと否定されることも珍しくありません。
自分が正しい事をしても、相手が求める通りの行動でなければ否定されストレスを抱えることになるので、状況によっては意見を変えるのも必要だと考えてください。
たかのり
常に何を考えているかわからず、その上司の求める基準に満たなければ評価されなかったことがあり、ストレスの度合いも尋常じゃなく鬱になった経験があります。
こればかりは相性もあるはずなので、個人がどうこうできるものではないかと(苦笑)
③上の好き嫌いに振り回される
上司によっては、仕事の評価よりも自分の好き嫌いによって相手を判断する場合が多くあります。仕事ができなくても、自分が好きならば高評価を与え嫌いならば何年かかっても評価されない状態が続きます。
本来ならばそういう私情を出してはいけませんが、個人の感情を抑えられない上司がいる会社は部下に悪影響しか与えません。
仕事で結果を出さなくても、上司に気に入られるように行動するだけで評価されるのならば信頼関係は上辺だけになり働くモチベーションも下がってしまいます。
たかのり
上司の意見に対して反対意見を述べた時、意味もなく仕事を取りあげられたり、評価を下げられるなど、相手の問題で自分の立ち位置が不利になると言う理不尽な思いをしたことも。
④上司や先輩が絶対の風土
上司や先輩の言うことは絶対に聞かなくてはならず、逆らえば評価や出世の道を閉ざされてしまうといった過剰な風土は個人の成長を妨げる行為です。
なぜならば、上司や先輩の価値観で相手に接するので言われた相手は反論することができず、個人の意思など無視されるからです。
個人の意思を無視した行為は、相手を自分に都合の良いロボットとして扱っているだけなので仕事の成果、やりがいを感じることができません。
上司や先輩が絶対の風土がある会社は、個人の成長を妨げ結果的に職場環境を悪くさせる行為につながります。
たかのり
例えば会議で「意見を言え。意見を言わない奴は会議に参加していないのと同じだ」と言いながらも、仮に意見を述べたとしてその内容が上司の求めるものではなかった場合、生意気だと言われたり無視されるなどの事がありました。
⑤忖度だけで管理職になった上司がいる
人間だから、多少のえこひいきはやむを得ずといった感じで受け止めています。しかし、身内が同じ系列の会社にいるからという理由で、あからさまに評価を差別しているというケースがあります。
たかのり
私の居た会社では、一族企業でもないのに親が役員の関係者という理由だけで管理職になった人物がいます。会社によってはそういうことがあるのかもしれませんが、周りの社員も不満だらけだったにも関わらず会社は忖度しているからなのか、何も対処しなかったことがありました。
⑥人間関係がギスギスしている
法令順守意識が低かったり、社員を大切にしない環境の職場ほど、人間関係が悪くなる傾向にあります。仕事にやりがいを感じていても、職場環境が悪ければ仕事のモチベーションを保つことは難しいのです。
職場の人間関係がギスギスしていれば、それだけで息苦しさを感じてしまい一日でも早くその場から逃げたい感情になります。
そのような緊張感を一日の半分以上を過ごす職場で感じていると、精神的に辛くなってしまい抱え込まなくても良いストレスを感じてしまうのです。
職場の人間関係は、会社が正すべき状況なのに放置しているのは異常なことであり、個人よりも企業の数字しか見ていないことになります。
たかのり
私のいた職場では色んな事がブラックボックス化しやすく、上の立場の人が常にピリピリしていると、自然とそのような雰囲気が伝染していって陰口や悪口が多くなっていました。
恐怖で部下を操作するような上司は、考え方が戦時中と変わらないだろ?と思ったほど。
そういう上司には令和のやり方を学習させる必要があるのですが、残念ながらそういうった事を言ったからと言って改善されるものでもありませんし、嫌がらせが加速するだけでしょう。
私は会社に意見をぶつけた立場なのですが、それが原因で陰口や悪口を言われていたのを覚えています。
周りも意見をすることで冷や飯を食わされるリスクを恐れるがあまりに、何も言う事ができず、見て見ぬふりの状態になっていて悲しくなりました(苦笑)
⑦まともな人がやめていく
まともな人ほど職場から去っていくというのは、会社に居続けるメリットを感じていない傾向にあります。例えば、以下のような場合は離職率が高くなるのではないでしょうか?
- パワハラが横行していて、周りも見て見ぬふりの環境
- 業績が悪化している→何も改善しない
ですから、まともな感性の持ち主であれば、問題がある会社へ早々に見切りをつけ将来を見据えた行動→退職という流れに進むはず。
⑧評価基準が明確ではない
会社の評価基準は個人の自己満足で設けるべきではなく、公平な評価を社員一人一人に示さなければいけません。
ですが、会社によっては評価基準が明確ではない場合があり、評価をする人物によって高評価にも低評価にも変わってしまいます。
人が人を評価するのですから、業務成績の数字だけではない人事査定もするのですが、評価基準が曖昧な会社は個人の成果や人柄を評価することを放棄しているのです。
そうなれば、仕事で結果を出しても職場での人間関係を良好に保つ努力をしても満足できる評価されないので、仕事のモチベーション低下につながる原因になります。
また、株式会社識学が行ったアンケート結果によると、会社の人事評価に不満を抱く割合が全体の44.6%もの数値が出ています。
このように、評価制度に対する不満から会社に対する不信感が募るというケースも、数値から証明できるのではないでしょうか?
評価制度に関連する内容は、別の記事でも取り上げています。これを機にぜひご覧ください。
たかのり
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私の居た会社では、上司のさじ加減で評価が決まるという、適当な評価基準になっていました。こまかくキッチリしているように見えて、明確な判断基準がないものだったので、非常にイライラしました。
また、会社に意見して上司とやりあった結果、通信簿みたいなものに
- ノウハウなし
- 協調性なし
- 柔軟性なし
などと書かれていて、20万程勝手にボーナスを下げられたので、心底怒りを覚えたもんです。
たかのり
⑨理不尽な異動や転勤を要求させられる
現在の職場で結果を出し人間関係も良好なのに、急な移動や転勤を会社から通達されると理不尽に感じてしまいますよね。
会社に勤めているのだから納得しろと言われても、理由がなければ納得できないのは当然です。
その場合、会社都合という便利な言葉で流されてしまうケースが多く、上司の個人的感情で決まることがあります。
異動や転勤を通達する場合、社員本人に明確な理由を提示しない会社は、個人を替えのきく駒としか見ていないでしょう・・・
⑩長い勤務時間の割に給料が安い
仕事をするうえで、支給される給料というのは、働くモチベーションを維持するために必要なものです。
その一方で長時間働いてもそれに見合った給料が支給されない場合もあります。そのため、会社に対する不信感から最悪の場合は離職に繋がる可能性も。
給料とは、会社から社員へと支払われる労働の対価を指すので、長時間労働に対する報酬があるのは当然です。
しかし、長時間労働の割に給料が安い→会社があなたの成果を正しく評価していないと取られてもおかしくはありません。
⑪一方的に給料を下げられる
会社から支給される給料というのは、いかなる理由があろうと双方が納得せずに一方的に減額することはできません。
報道番組で見るような会社で不祥事を起こして、それに対して制裁として減給処分というのであれば双方の合意は必要ありませんが、制裁でなければ違反行為になります。
そのようなことは労働契約法第8条で定められており、会社は労働者一方的に労働条件を変更→減額できないのです。
(労働契約の内容の変更)第八条 労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる。
つまり、一方的に給料を下げる行為を会社がした場合、違反行為を是とするので労働者には不利益しか生み出しません。
⑫有休が取得しづらい
有休とは、正式名称は「年次有給休暇」と呼ばれ法律で定められた給料が支払われる休暇日のことを指します。本来は有休は労働者に与えられた権利なので、会社は申請があれば取得させなければいけません。
しかし、劣悪な環境の会社の場合は、有休を取得しづらい環境を作ることで、労働者に申請をさせない場合は会社に法令順守意識が低い傾向にあります。
職場で有休が取得しづらい環境があれば、会社側は積極的に取得できる職場環境を作るのが義務であり、法律を守れない会社は労働者にとってデメリットしかありません。
⑬求人内容と実情が異なる
就職や転職先企業する企業を選ぶ基準として、求人サイトなどに掲載されている求人内容から働きたいと考えて応募→就業します。
しかし、実際に働いてみると求人内容とは条件が違っているというケースがあります。それが好意的な変化であれば喜ぶべきですが、悪い場合はデメリットしかありません。
掲載されている求人内容と実際の労働内容が違っていた場合、虚偽の情報で労働者を募集しているとして職業安定法第65条8号の違反に該当します。
「虚偽の広告をなし、又は虚偽の条件を呈示して、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行った者又はこれらに従事した者」
そのような行為をする会社に採用されたとしても、不幸を被る未来しか予測できませんので早々に辞退しましょう!
⑭売上至上主義で顧客満足度を考えない
顧客満足度とは、人が物品を購入するとき、その物品に感じる何らかの満足感のことであり、企業においては顧客満足度によって会社の利益が大きく変化します。
顧客を満足させる商品やサービスを提供せず、目先の売上だけを考えた行動は短期間であれば利益に繋がりますが、会社は長期間維持するべきなので結果的に不利益になるのです。
その結果、顧客離れが進み売上が低迷し賃金の低下など労働環境の悪化につながります。
会社単体では、利益を生み出すことは不可能なので顧客満足度を考えず売上至上主義に走る会社は、業績悪化に向かう未来しかありません。
⑮クラッシャー上司が評価される環境
なぜかクラッシャー上司は、
- 「元気がある」
- 「マネジメントする立場に向いている」
- 「リーダーの資質がある」
と評価されがちですが、本当にそうでしょうか?「24時間戦えますか?」というCMが流れていた昭和の時代だったらそれが当たり前だったのかもしれません。
極端な話クラッシャー上司の存在は、従業員が安心して働く環境を壊している事が多いので、安全配慮義務違反に該当するとも言えるでしょう。
事業者は、労働災害を防止するために、労働安全衛生法で定められた最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境をつくり、労働条件を改善することで、労働者の安全と健康を守らなければならない、と定められています。
クラッシャー上司に関連する内容は、別の記事でも取り上げています。これを機にぜひご覧ください。
たかのり
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会社に不信感を抱いた時の解決策④選
➀不信感を抱いた理由を書きだして整理する
会社に不信感を抱いた時の解決策として、あなたが不信感を抱いた理由を日頃からメモなどに書きだしておきましょう。
そうすることで、自分が働いている会社の悪い面や納得のできない状況を整理することができ、不信感を抱いている現状に対して解決に向けた糸口を探すことができます。
また、書き出した内容をもとに会社の問題点を整理し上司に相談することで、改善につながる材料になるのです。
会社への不信感を抱く原因が、上司や人間関係にあった場合ハラスメント行為として第三者に申し出る必要があるので状況証拠としても効果を発揮できます。
②同業他社の会社を調べてみる
会社に不信感を抱いても、社会人としては当たり前だと考えてしまい自信がないと考える場合もあるでしょう。
その場合、同業他社の会社情報を参照すると自分が感じている内容が一般論なのか異常なのか判断することができます。
なぜならば、自社という狭い環境を見ているだけでは、他社とは異なる異常な要素が存在するかわからないからです。
そうすることで、何も知らずに当たり前だと思っていた環境で働き続け後悔するよりも、解決策を見つける行動を取れます。
同業他社を調べる理由は他にもあり、待遇面や仕事内容が自社よりも高待遇の会社として転職の候補にすることができます。
会社に残り続ける選択肢を取るか、転職した方が将来につながるかの判断基準としても他社の情報は重要になるのです。
③外部の相談機関を利用する
会社の問題に対して、個人の力だけでは解決できないケースがあります。そういったケースは、労働基準法に違反していたり会社と争う可能性がある場合が多いのです。
なので、外部の相談機関を利用して、自分にとって最善の結果を得られるように行動しましょう。
問題が大きくなればなるほど、個人で解決するには限界があるので、悩むよりも一歩踏み出すことが必要になります。
会社にバレるのが怖いと考えて、第三者機関を利用することを迷う人もいるかもしれません。しかし、そのような問題は会社側に問題があるため、あなたが自己嫌悪に陥る必要はありません。
外部の相談機関を利用することで、必ずしも強制力があるわけではありませんが、解決に繋がるヒントを得られるかもしれませんよ?
外部の相談機関に関連する内容は、別の記事でも取り上げています。これを機にぜひご覧ください。
たかのり
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④転職活動を行う
これまで述べた会社に対して不信感を抱かせる原因を作った場所で働き続けることは、自分の将来に悪い影響を与えることしかありません。現状から一日でも脱出するために、転職することをオススメします。
会社に対する不信感が続くのであれば、転職エージェントに登録して相談してみよう!
今の時代、働き甲斐を求めるのは当たり前!
一昔前のように、根性論だけで働く時代は終わりました。時代と共に労働環境も変わったので、自分自身の能力を活かし、やりがいや充実感を得ることが求められるようになってきています。そして、それは仕事を選ぶ上で重要な要素となっています。
2022年に株式会社学情が、20代の若者にアンケート調査した結果、以下の数値となりました。
- やりがいを感じている割合は全体のたった8.2%
- やりがいを感じていない割合は全体の51.8%
これらのことからも、やりがいの無い仕事や職場環境に対する不満の高さが数値からも読み取れます。
仕事のやりがいについて、別の記事でも取り上げています。併せてお読みください。
私たちには、職業を選択する自由がある!
また、日本国憲法(第22条)においても、基本的人権のひとつとして職業選択の自由が保障されています。
もちろん、雇用主にもあなた自身の適性や能力を求める権利はあります。しかし、働くあなたの基本的人権を侵すような職場に居つづける意義はあるのでしょうか?
たかのり
私は、以前勤めていた職場で不信感を抱く、個人の尊厳をズタズタにされました。ひと昔の時代は、根性論だけで働いた先には「生活の保障」というゴールがあったから「忍耐」や「我慢」がまかり通っただけです。
不信感を抱くような会社があなたの尊厳を守ってくれますか?私は鬱病も人間不信も経験しました。あなたが有意義に働ける環境を見つけて行くことが、これからの時代大切なのではないでしょうか?
下記にて、関連する記事やリンクをまとめています。併せてお読みください!
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転職活動は在職中から行っているケースも実は多く、転職先企業と在職中の会社と比較検討することもできるため、転職しないという実例もあります。
当然ながら転職エージェントの方も必ずしも転職を勧めるわけではありませんのでご安心ください。
転職するしないは別にしても、情報を得る事で選択肢が増えるとわかると安心できませんか?もしかするとアクションを起こさないがために機会損失してしまうリスクだってあるかもしれません。
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たかのり
人材紹介会社について、下の記事にて取り上げています。あなたの人生を変えるきっかけになるかも?!ぜひご覧ください!
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