- 「なんで攻撃」をされるのは上司の問題であなたのせいじゃない
- 「なんで攻撃」をする上司を放置する会社は問題なので、環境を変える事もひとつの手段
上司の悪意あるパワハラとも取れる攻撃の中に、「なんで」と連発してきて問い詰めるものがあります。まるで子供が知らないことに対して「なんで?」と聞いて来るかの如く、返答に困る部下を追い詰めて行くといううっとおしい攻撃です。
私も、実体験で上司から「なんで」と責められ続けて困った経験があります。そこで、この記事では上司による「なんで」攻撃の対処法を解説していきます。
この記事をお読み頂くことで、上司から受ける「なんで」攻撃によるストレスを回避できるきっかけとなりましたら幸いです。
上司の「なんで攻撃」はなぜ起こる?
そもそもな話ですが、上司の「なんで攻撃」は、上司の性格的な問題によることが多いので、「なんで」「なんで」と問い詰められたからと言って自責の念に駆られる必要はありません。
また、こちらからすると「もういいじゃないか!」と言いたくなるほどしつこい事が多いので、悪意を持って部下を攻撃したいだけの可能性もあります。
私の場合は、上司が細かい性格でマイクロマネジメントをするタイプだったので、「なんで攻撃」はかなりしつこかったです。
細かい性格の上司に関連する内容は、別の記事でも取り上げています。これを機にぜひご覧ください。
たかのり
↓ ↓ ↓

上司の「なんで攻撃」がうざかった事例
ミスを謝罪してもその後の「なんで」がくどい
謝罪をした後に上司から、「なんで?」と繰り返し質問をされると謝罪した部下は苛立ちを感じることがよくあります。たとえミスが発生した原因を説明したとしても、上司はしつこく質問攻めを続け怒る口実を探しているのです。
社員はすでにミスを謝罪しており、それで問題が解決したはずなのに何度も聞かれればイライラが溜まってしまうのは当然ですよね。
では、なぜこのような事態が起こるのでしょうか。それは上司が部下に対してマウントを取り、上下関係のコントロールをしたいと考えているからです。
そのため、上司は「なんで」の質問をする事で部下を攻撃して答えられなくなったら責めるという行為をしてきます。しかし、この行為はただのパワハラであり指導でもなんでもありません。
つまり上司の「なんで攻撃」は、怒る口実を探しているだけなので仕事のミスや失敗を謝罪したとしても相手には伝わらずエンドレスに続いてしまうのです。
他の同僚よりも詰問時間が長い
他の同僚よりも、自分に対してだけ詰問時間が長い場合があります。なんで他の人は詰問されないのに自分だけ長いのか、と当事者としてやられてしまうとイライラも倍になってしまいますよね。
なんで攻撃をする上司は、他人を攻撃することで満足感を得ようとしており自分より強い相手や格上の相手には攻撃しません。
つまり標的になっている時点で、相手はあなたが反撃しない人と認識して攻撃対象にしているということです。
他の同僚に反撃された経験があるか、攻撃をすると自分の立場が危うくなってしまう相手なので特定の部下にだけ厳しく当たることが多くなります。
しかも厄介なことに、上司は攻撃をすることで満足感を得ようとしているので、あなたに何も非がなくても攻撃してくる場合があるのです。
残業が確定する
なんで攻撃を受け続けている間は、自分が受け持っている仕事が遅れてしまい、業務スピードが落ちてしまいます。そうなれば定時で帰れたはずなのに、気づけば残業が確定していたというのも珍しくありません。
それもそのはずで、上司が満足するまでは攻撃が終わることもなく解放されないので時間が無駄になります。
残業代で収入を上昇させたい場合は別ですが、残業の理由が上司による「なんで攻撃」が原因ならば仕事のモチベーションは下がるだけです。
自分が原因で残業をするならば納得できますが、原因が上司による一方的な攻撃を受け続けることで仕事が終わらなかったではイライラしますよね。
つまり部下の時間を奪い、仕事の生産性を落としていることに上司は気づいていないのです。
残業が確定すれば、帰宅した後のプライベートの時間も減少し疲れやストレスが溜まっていくだけになり心身共に疲労困憊になります。
そうなれば仕事へのモチベーションを保つことも困難になり、同じ職場で働く意欲が無くなってしまいます。
上司の「なんで攻撃」は、自分に原因があるのか?
自分を追い詰める必要は無い
上司から「なんで攻撃」を受け続けていると自尊心が傷ついてしまい、原因は自分にあるのではないかと悩んでしまうことがあります。
その考えは間違いであり、自分を追い詰めることで状況はさらに悪くなり冷静に判断する思考を自ら捨ててしまい逆効果になるのです。
なぜならば、あなたは上司からの「なんで攻撃」を受けている被害者であり自分を責める必要はありません。
仕事でミスをしたから上司に責められるとしても、部下に取るべき正しい対処法は同じ間違いが発生しないようにヒアリングし問題解決に努めることです。
部下を責め続けることは、相手の話を聞く意思を放棄しており上司の自己満足でしかありません。
それを放棄している上司を責めるよりも、自分に原因があるからと追い詰めてしまえば誰があなたの味方になってくれるのでしょうか。
上司の「なんで攻撃」の原因が自分にあると責めるよりも、執拗に攻撃をしてくる相手に対して正しい対処法を探すように行動することが必要です。
自分の言動や行動を見直す
上司からの攻撃を受け続けている場合、あなたがターゲットになる理由があります。攻撃をする人は自分より弱い相手を選んだり、相手が反撃をしてこないと決めて標的にしている傾向が多いのです。
そのため、職場における自分の言動や行動を見直すことは、上司から攻撃のターゲットにならないようにするために必要不可欠な方法になります。
そうすることで相手からの攻撃を受ける被害を減らすだけではなく、職場内での人間関係を良好に出来ます。
自分自身を見直すことで上司との接し方に変化が生じ、つらく苦しい日々に悩まされていた心に余裕を持たせることに繋がります。
心に余裕を持たせれば上司から攻撃された場合、感情的にならず冷静な判断で解決策を考えることで穏便にやり過ごせるのです。
上司からの攻撃に耐えるのではなく、自分の言動や行動を見直すことで相手との関係性を良好にすることも被害を抑えることも可能になります。
自分の環境を見直す
働く環境が変われば、自分に向けられる会社からの評価というのは大きく変わります。チームワークを必要とする仕事であれば、一人で黙々と仕事をしたい人には合いません。
しかし、自分のペースで仕事ができる職種であれば能力を最大限に活かせるのです。
人には向き不向きが有るのは当然で、チームワークを必要とする仕事は周囲の人とコミュニケーションを取り人間関係を良好にする社交性があります。
逆に自分一人のペースで仕事をするのが好きな人は、チーム全体ではなく個人としての評価を見られることになります。
自分の能力が最大限に活かせる職場を選ぶことは、仕事のモチベーションを上げるためにも必要です。自分が働きにくい職場で仕事を続けるのは、良い結果よりも悪い結果を出す環境に身を置くことになります。
上司の「なんで攻撃」への対策
ここからは、「なんで攻撃」をしてくる上司への対処法を解説していきます。感情的に立ち向かうのではなく、時には歩み寄る事も必要かもしれません。
余りにひどい場合は環境を変える事も選択肢のひとつとして考えたほうが良い場合もあるでしょう。
上司と良い関係を築く努力をしてみる
上司は「なんで攻撃」をすることで、あなたに対して嫌がらせ行為をしています。しかし上司と良好な関係を築けていれば、そもそも嫌がらせ行為に発展しません。
つまり「なんで攻撃」への対策として、上司から嫌がらせをさせる原因を無くすのです。
上司があなたに対して嫌がらせをするのは、相手のことを嫌っていたり、印象が良くないからということです。職場で上司に、そのような感情を向けられる行動をあなたが無自覚にしているのではないでしょうか。
人間関係というのは単純で、好きか嫌いかで相手に向ける感情が変わります。
上司からの「なんで攻撃」を受けないようにするためにも、相手からの好印象を向けられる行動を普段の態度から工夫してみましょう。
「なんで」に対して「すいません」と返す
「なんで」に対して反論するよりも、場合によっては素直に「すいません」と返すことで穏便に解決することがあります。
上司は嫌がらせをすることで、あなたに対しマウントを取りたいのです。反論をすれば相手を逆上させる可能性があり逆効果になるのです。
ですから反論をして「なんで」と言われ続けるよりも、「すいません」と答えることで問題を長続きさせないようにしましょう。
上司があなたの「すいません」に対して、怒る場合もあるかもしれません。それでも諦めずに言い続けるのです。上司も会話が続かなければ、相手を攻撃する材料をなくしてしまい言葉のストックが尽きてしまいます。
つまり「すいません」と言い続ける相手に、上司は困ってしまうというわけです。
とはいえ上司からの印象がプラスに働くことはなく、むしろ悪くなるので同じ職場で仕事を続けたい場合はおすすめできません。
「ハラスメント」として対抗する
上司の「なんで攻撃」は、精神的な攻撃でありパワハラに当たることは間違いありません。なのでハラスメント行為として、上司を訴えることも可能です。
パワハラを黙認することは、会社にとってもリスクを抱え込むことになり企業としての責任問題にも発展します。
企業というのはイメージが大事なので、上司一人のパワハラ行為を放置するよりも適切な処分を下す方が企業イメージがプラスに働くのです。
ハラスメント行為として対抗するには、普段から上司の発言を記録したり録音するなどの物理的な証拠を残すことが会社に認めさせる材料として最大限に活かせます。
パワハラなどのハラスメント行為は、社会問題として認識されています。なので会社がパワハラを放置していれば、企業イメージを悪くさせるデメリットしかありません。
なので上司からの「なんで攻撃」を、ハラスメント行為として訴えるのは対抗策として有効は手段になります。
ただし、下記の失敗談にまとめているように、できるだけ感情的にならないように注意しましょう。ハラスメント行為に対して抗議することによってあなたが悪者になるリスクもあります。
【失敗談】上司の「なんで攻撃」にブチギレた結果・・・
不本意ながら東京→田舎に戻って転職したある会社にて。その会社では、毎朝出社後すぐに掃除をするというルーティンがありました。
普段はすぐに掃除に取り掛かるのですが、当時の上司はいつもまいにちオールウェイズで一方的にしゃべるし、話をスルーしていてもしつこく、聞いているだけで疲れるので、ある日の朝はちょうど上司も居なかったのでさぼりました。
ところが、バツの悪いことにその上司は非常に細かい性格をしているので、私が掃除をさぼったことがバレてしまいます・・・(もちろん掃除をさぼるのはいけませんが・・・)
すると、「なんで」「なんで」「なんで」と半日に渡り質問攻めを受ける事に・・・
事務所にいても「なんで?」。外出中に電話しても「なんで?」という状況がエンドレスで続き、感情的にキレてしまったことがあります(苦笑)
その後、上司に対してキレたことで会社から報復を受け、退職勧奨を喰らったので結果的にはマイナスにしかならなかったというオチでした(苦笑)
たかのり
未だに納得がいかない人生の黒歴史です(苦笑)
転職活動を視野に入れる
私の経験上、「なんで攻撃」をしてくる上司がいるような職場はろくでもない環境だと感じます。実際、人事と上司はグルでしらし、まったくもって安全配慮の義務などありませんでした。
そのような会社にしがみついていたとしても、この先もずっと嫌な思いをするだけです。ですから、「働く環境を変える」ことを前提に、転職する事を視野に入れてみてはいかがでしょうか?
厚生労働省によると、人間関係を理由にした退職について男性が8.1%、女性が9.6%となっていますので、数値としては大きいと感じます。
参考資料:厚生労働省@令和3年雇用動向調査
ですから、なんで攻撃をしてくるようなクソ上司がいるような環境で人間関係がうまくいかないがために転職を考える事は、全く恥ずかしい事ではありません!なかには「忍耐力が無い」などと前時代的なことを言う人もいるかもしれませんが、具体的な根拠がありませんので無視しましょう!
下記にて、転職活動におすすめの人材紹介会社のリンクを貼っています。事前登録は10分程でできますし、スマホからでもできます!
転職するしないは別にしても、情報を得る事で選択肢が増えるとわかると安心できませんか?もしかするとアクションを起こさないがために機会損失してしまうリスクだってあるかもしれません。
サービスは無料で利用できますので、これを機会に登録しましょう!詳しくは下記に記載しているリンクを参照ください。
たかのり
人材紹介会社について、下の記事にて取り上げています。あなたの人生を変えるきっかけになるかも?!ぜひご覧ください!
↓ ↓ ↓
