職場には、どうしても苦手な人がいるものですよね。
その人の存在だけで、毎日の仕事がストレスになっていませんか?
以下のような悩みに直面している方もおられるのでは?
- 「嫌いな人とチームを組むことになった」
- 「毎日、顔を合わせるのが辛い」
- 「仕事を離れても、嫌な人のことが頭から離れない」
私も過去に、職場の嫌いな人との関係で頭を悩ませていました。
人を変えることはできませんから、嫌いな人に嫌なところを直して欲しいと願っても無駄です。
それよりは、嫌いな人とどのように付き合っていくか、いかに無関心になるかを考えた方が建設的。
この記事では、嫌いな人に対して無関心になる方法についてお話していきます。
どのようにしてその人と距離を取り、仕事に集中できるようになったのか、実体験をもとにお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください。
職場の嫌いな人に対して、無関心になったほうが建設的だと感じた⑤つの実体験
職場には、どうしても苦手な人がいます。
彼らとの関わりは、日々の仕事を困難にし、ストレスの原因となることがしばしば。
私自身、職場で苦手な人とどう向き合うか、数々の試行錯誤を経て、無関心を保つことが最も効果的だと感じるようになりました。
ここでは、私がなぜそう感じたのか、具体的な経験をもとにお話しします。
➀ 対話では解決できなかった
私は以前、職場での問題を解決しようと、苦手な同僚と何度も話し合いを試みました。
しかし、どれもこれも時間の無駄でした。
彼らは自己中心的な態度を変えようとせず、私の意見や感情を尊重することもありませんでした。
この経験から、対話による解決は非現実的だと痛感し、距離を置くことを選びました。
②善意は通じないことも
私は自分なりに心を開いて、苦手な人に善意を示そうと努めました。
その結果、「何をしても怒らないから」となめられるだけ。
その為、「期待するだけ無駄だった」と精神的な疲労を増すだけでした。
③被害者ぶるため
職場の苦手な人は、自分を被害者として見せることで周りの同情を引こうとします。
何をやっても私が悪者であるとアピールし続けるので、精神的に疲れました。
自分を守るためにも、彼らに対しては無関心を保つようにしました。
④無用なストレスが溜まる
苦手な人との関わりは、必要以上にストレスをもたらします。
「職場を出て家に帰ってまで考えていたくないのに、嫌いな人のことが頭から離れない」という状態が続くと、ストレスがたまってしまいます。
イライラして身近な人に八つ当たりをしたり、ストレスを発散しようと暴飲暴食に走ったり、とプライベートにも影響が出てしまうことも。
職場の嫌いな人を気にしすぎた結果、プライベートで心身を休めることが出来ず、仕事にも集中ができない、という悪循環に陥ることもあります。
⑤関係性が変わることはない
何度も試みてきた経験から、苦手な人との関係性が根本的に変わることはないと感じました。
関わりを減らし、無関心を貫くことが建設的であると直感。
職場の嫌いな人に対してやってはいけないこと④選
いくら相手のことを嫌いでも、相手に対してやってはいけないことがあります。
私自身、職場の嫌いな人とけんかに発展してしまう事が多々ありました(苦笑)
一時的にはスッキリできっとしても、後々に後悔する可能性が高いです。
反省も踏まえてお話していきます。
➀けんかに発展してしまう
相手のことが嫌いだからとムキになって、議論が口論になると喧嘩に発展してしまいます。
職場の人間関係で口論にまで発展してしまうと、関係の修復も難しいでしょう。
チーム全体の雰囲気が悪くなり、仕事がやりにくくなってしまう可能性もあります。
あなた自身も、チームワークを乱す人、という目で見られてしまう可能性が。
あくまで仕事上の関係なのだということを忘れずに、大人としての振る舞いをしましょう。
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②嫌がらせをする
嫌がらせをして、相手が困るのを見ると腹いせになるかもしれませんが、決してやってはいけません。
職場いじめの加害者になってしまいます。
嫌いだからといって、嫌がらせをしていい理由になるわけでもありません。
仮に相手が嫌がらせをしてきても、報復として嫌がらせをしてしまえば、あなたも同じレベルの人間になってしまいます。
そうなる前に、距離を置くようにしましょう。
③相手の悪口を SNS に投稿する
相手の悪口をSNS に投稿するのは、社会人としてNG行動です。
匿名で投稿したつもりでも、自分や相手が特定される可能性もあります。
その場合、相手や会社に迷惑をかけることになる他、自分にもダメージとなります。
そもそも、SNSは悪口を書く場所ではありません。
どうしても、我慢できないことが起きたら、身近な人に相談するか、職場の人事や上司に相談をするようにしましょう。
SNSに悪口を投稿したところで、何の解決にもならないだけでなく、リスクが高いことも頭に入れておいてください。
④集団で無視する
職場には、あなたが嫌っている相手を同じく嫌っている人もいるかもしれません。
だからといって、その人達と仲間になって集団で相手を無視、などをしてはいけません。
それこそ、陰湿ないじめです。絶対にやめましょう。
職場いじめは、相手を傷つけるだけでなく、自分にも社会的制裁が下されます。
いじめは、負の連鎖が起きるだけで、誰も幸せにならない手段です。
それをするくらいなら、相手に無関心でいる選択をしてください。
職場の苦手な人を嫌いになる理由を考えてみる
➀なぜその人を嫌いになるのかを冷静に考える
まず、なぜその人を嫌いになるのかを冷静に考えてみましょう。嫌いになる理由があったのでしょうか。
たとえば、
- 仕事を押し付けられた
- 自分だけに注意をされる
- 陰で悪口を言われた
などの理由があったとします。
次に、相手がその行動を取った理由を考えてみましょう。
もし、上司があなたにたくさんの仕事をまかせた場合は、押し付けたのではなく、学びや成長の機会を与えているのかもしれません。
そのような意図が説明されないまま、レベルの高い仕事をまかされたため、「押し付けられた」と感じる可能性があります。
また、上司があなたにだけ身だしなみや、言葉遣いを注意するのであれば、あなただけが出来ていない可能性もあります。
今一度、ご自身の状況を振り返ってみましょう。
後輩が陰で悪口を言っていた場合には、嫌いだからではなく、あなたのやり方に不満がある可能性もあります。
先輩に直接、不満を言えないので影口を言ってしまったのかもしれません。
これらのケースでは、相手はあなたのことを嫌っているわけではないのに、あなたが敵視されていると感じて嫌いになってしまった可能性もあります。
冷静に振り返って、分析してみましょう。
②嫌いになる部分が短所なのかを考える
あなたがその人を嫌いなったポイントは相手の短所なのかを考えてみましょう。
例をあげると
- 時間にルーズ
- キツイ言い方
- 細かすぎる指摘
などです。そういった個人の短所や性格の部分は、変わることは難しいのが現実です。
短所や相手の苦手ポイントに対して「どうして改善してくれないのだろう」とイライラしても、無駄になってしまいます。
逆にあなたが先手を打って、対処した方が良い結果を招くでしょう。
たとえば、時間にルーズな人には、こちらからリマインドを行ったり、実際より早い時間を伝えておいたりなどの対処をするのです。
キツイ言い方や細かすぎる指摘は、ある程度聞き流すようにしましょう。
はっきりと物を言った方が良い場面や、細かいチェックが必要な業務の際には、その能力を存分に発揮してもらえればいい、というくらいの気分で構えておけばよいのです。
相手の嫌いな部分が相手の短所だった場合には、心を乱されるよりも、あきらめるのが得策。
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③嫌いな人とどうなりたいのかを考える
あなたは、その嫌いな人とどうなりたいのでしょうか?
- その人とは極力、距離を置きたいのか
- できれば、もっとうまくやっていきたいのか
どちらの選択肢を取る事も可能です。どちらを選んでも、毎日嫌いな人のことを考えて、イライラするだけの生活よりは、よい結果が得られるでしょう。
ただ、相手とどうなりたいかによって、対策が異なります。
「嫌いだ」という感情を募らせるだけでなく、相手とどうなっていきたいかも、冷静に考えてみましょう。
職場の嫌いな人に無関心になる③つの方法
嫌いな人と距離を置いていきたい場合には、相手に無関心になるのが最も無難な方法です。
私が実践した方法をお話していきます。
➀仕事以外に必要以上に会話をしない
いくら相手のことが嫌いでも、仕事では会話をしなければなりません。
「嫌い」が前面に出ないように注意しましょう。
他の人と接するのと同じような、受け答えを心がけてください。
ただし、必要以上に接する必要もありません。
仕事以外の雑談などは、なるべくしないようにしましょう。
向こうから話かけられたら返答はするが、こちらからは話しかけない、というスタンスで構いません。
無駄にイライラするきっかけを作らないようにしましょう。
②私的な会話をされたら相槌を打つだけにする
相手から私的な会話をしてきたら、相槌を打つだけにしましょう。
最低限の反応だけにとどめ、それ以上、会話が広がらないようにするのです。
仕事上の関係ですので、無理に私的な会話で盛り上がらなくてもよいのです。
嫌いな人とは、極力、接する時間を減らすようにして、無駄な衝突は避けましょう。
③仕事で成果を上げる事に集中する
仕事で成果を上げることに集中するのも、嫌いな人に無関心になるには効果的です。
自分にとってレベルの高い目標をたてて、それに集中するのです。
やるべきことがたくさんあると、嫌な人に限らず、他人が気にならなくなります。
そうやって、自分の目標達成に集中していると、嫌いな人に無関心になれるだけではなく、仕事の成果にもつながるという好循環が生まれます。
職場の嫌いな人に対して無関心を貫いた結果、それでも状況が改善されなかった時に私が取った行動
私は、職場の嫌いな人に対して無関心を貫く努力をしました。
しかし、嫌いな人はしつこい性格で粘着質だったため、なかなか好転せず。
そんな状況を変えるために取った行動は、異動の打診と転職活動。
結果的に異動はできたものの、異動先にも粘着質な人がいたりと好転せず。
そのため、最終的には転職しています。
何をやっても嫌いな人とは分かり合えないと悟ったので、徹底的に関わらないと決めたことが私なりの解決策。
詳しくは、下記リンク先の記事にてお話しています。併せてお読みください。
職場いじめは訴えたもの勝ちじゃなかった!窮地を乗り越えた戦略とは?
職場の嫌いな人→無関心になる方法が建設的だった実体験まとめ
この記事では、職場の嫌いな人に対して、無関心でいることが建設的な方法であることや、その後の行動についてお話してきました。
以下、内容を簡単ではありますがまとめました。
- 嫌いな人と関わる事によって被るダメージは甚大
- 嫌いな人に感情を支配されないように意識する
- 嫌いな人には無関心でいるようにして、それでもしつこい場合は部署異動や転職も視野に入れる
また、最悪転職を決断することとなったとしても、嫌いな人が原因で退職する事は恥ずかしくないことをデータが示しているので、下記にてまとめました。
人間関係が原因で会社を辞める人は多い
エンジャパン株式会社が運営しているwebサービス人事のミカタでは、「エン転職」の会員610名に対してアンケート調査をした結果、「人間関係を理由が悪かった」が最も多く、全体の28%を占めていました。
退職理由の本音 | 割合 |
人間関係が悪かった | 28% |
給料が低かった | 12.9% |
社風や風土が合わなかった | 12.2% |
評価や人事制度に不満があった | 10.8% |
待遇(福利厚生)が悪かった | 6.8% |
残業や休日出勤など拘束時間が長かった | 6.8% |
業界や企業の将来性が不安だった | 5.9% |
体調を壊した | 2.4% |
結婚・家庭の事情 | 0.9% |
その他 | 4.7% |
多くの人は、職場の人間関係が良好であることを重視しています。
たとえ仕事に対して一定の耐性があっても、結局は快適な職場環境で働きたいと思うのが自然。
もちろん、人間関係以外にも、待遇や評価制度など、職場に対する不満は様々。
何かしらの理由で現在の会社を辞めたいと思ったとき、転職を検討するのも一つの選択肢です。
新しい環境で新たなスタートを切ることで、仕事へのモチベーションや職場での人間関係が一新できてプラスに働く可能性も!
情報収集しないことは機会損失に繋がるかも?!
上のデータが示すように、嫌いな人との人間関係が転職を考える理由であることは、一般的な事であり恥ずかしい事ではありません。
このような状況に直面した時、嫌いな人から距離を置くなど、自分自身でできる対処法を試してみることが重要。
それでも状況が改善しない場合、転職を検討するのも合理的な選択となります。
ただし、転職を考える際には、不安を感じることも少なくありません。
こうした時、事前の情報収集が非常に重要になります。転職エージェントの利用は、そのような情報を得るための良い方法です。
これは民間の職業紹介サービスで、オンラインで手続きが可能、かつ利用料は無料です。
転職エージェントに登録したからといって、必ずしも転職をする必要はありません。
まずは登録して、自分の状況に合った情報やアドバイスを得ることから始めると良いでしょう。
私自身の転職エージェント利用経験や、転職エージェントに関する詳細は、以下のリンクからご確認いただけます。
転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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