- 嫌いな人と関わる事によって被るダメージは甚大
- 嫌いな人に感情を支配されないように意識する
- 嫌いな人に対して自分の思い込みが強い場合は要注意
- 相手の良い面を探す事も重要だが、無理は禁物
あなたは職場に嫌いな人はいますか?
たくさんの人がいる職場では、嫌いな人や合わない人がいても仕方ありません。それは頭ではわかっていても、
- 「嫌いな人とチームを組むことになった」
- 「毎日、顔を合わせるのが辛い」
- 「仕事を離れても、嫌な人のことが頭から離れない」
などということになれば、悩ましいですよね。
人を変えることはできませんから、嫌いな人に嫌なところを直して欲しいと願っても無駄です。それよりは、嫌いな人とどのように付き合っていくか、いかに無関心になるかを考えた方がよいでしょう。
今回は、嫌いな人に対して無関心になる方法を中心に、嫌いな人への対処法を解説していきます。
職場の嫌いな人に対して、無関心を貫き通せなかった結果、あなたの心にダメージを負うような事があれば、転職をして環境を変える事も視野に入れてみませんか?
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職場の嫌いな人を気にし過ぎた結果
嫌いな人のことに限ってずっと考えてしまう、これはよくあることだと思います。「職場を出て家に帰ってまで考えていたくないのに、嫌いな人のことが頭から離れない」という状態が続くと、ストレスがたまってしまいます。
イライラして身近な人や家族に八つ当たりをしたり、ストレスを発散しようと暴飲暴食に走ったり、とプライベートにも影響が出てしまうこともあるでしょう。
職場の嫌いな人を気にしすぎた結果、プライベートで心身を休めることが出来ず、仕事にも集中ができない、という悪循環に陥ることもあります。
そうならないためにも、嫌いな人がいたらどのように対応するべきか、考えていきましょう。
なぜ嫌いになるか?3つの根拠を解説
そもそも、なぜその人のことを嫌いなのでしょうか?その根拠を考えてみましょう。
➀なぜその人を嫌いになるのかを冷静に考える
まず、なぜその人を嫌いになるのかを冷静に考えてみましょう。嫌いになる理由があったのでしょうか。
たとえば、
- 仕事を押し付けられた
- 自分だけに注意をされる
- 陰で悪口を言われた
などの理由があったとします。
次に、相手がその行動を取った理由を考えてみましょう。
もし、上司があなたにたくさんの仕事をまかせた場合は、押し付けたのではなく、学びや成長の機会を与えているのかもしれません。そのような意図が説明されないまま、レベルの高い仕事をまかされたため、「押し付けられた」と感じる可能性があります。
また、上司があなたにだけ身だしなみや、言葉遣いを注意するのであれば、あなただけが出来ていない可能性もあります。今一度、ご自身の状況を振り返ってみましょう。
後輩が陰で悪口を言っていた場合には、嫌いだからではなく、あなたのやり方に不満がある可能性もあります。先輩に直接、不満を言えないので影口を言ってしまったのかもしれません。
これらのケースでは、相手はあなたのことを嫌っているわけではないのに、あなたが敵視されていると感じて嫌いになってしまった可能性もあります。冷静に振り返って、分析してみましょう。
②嫌いになる部分が短所なのかを考える
あなたがその人を嫌いなったポイントは相手の短所なのかを考えてみましょう。
例をあげると
- 時間にルーズ
- キツイ言い方
- 細かすぎる指摘
などです。そういった個人の短所や性格の部分は、変わることは難しいのが現実です。短所や相手の苦手ポイントに対して「どうして改善してくれないのだろう」とイライラしても、無駄になってしまいます。逆にあなたが先手を打って、対処した方が良い結果を招くでしょう。
たとえば、時間にルーズな人には、こちらからリマインドを行ったり、実際より早い時間を伝えておいたりなどの対処をするのです。キツイ言い方や細かすぎる指摘は、ある程度聞き流すようにしましょう。
はっきりと物を言った方が良い場面や、細かいチェックが必要な業務の際には、その能力を存分に発揮してもらえればいい、というくらいの気分で構えておけばよいのです。
相手の嫌いな部分が相手の短所だった場合には、心を乱されるよりも、あきらめるのが得策です。
③嫌いな人とどうなりたいのかを考える
あなたは、その嫌いな人とどうなりたいのでしょうか?
- その人とは極力、距離を置きたいのか
- できれば、もっとうまくやっていきたいのか
どちらの選択肢を取る事も可能です。どちらを選んでも、毎日嫌いな人のことを考えて、イライラするだけの生活よりは、よい結果が得られるでしょう。
ただ、相手とどうなりたいかによって、対策が異なります。「嫌いだ」という感情を募らせるだけでなく、相手とどうなっていきたいかも、冷静に考えてみましょう。
嫌いな人に無関心になる方法⑥選
嫌いな人と距離を置いていきたい場合には、相手に無関心になるのがよいでしょう。その方法を順に説明していきますね。
➀仕事以外に必要以上に会話をしない
いくら相手のことが嫌いでも、仕事では会話をしなければなりません。「嫌い」が前面に出ないように注意しましょう。
他の人と接するのと同じような、受け答えを心がけてください。ただし、必要以上に接する必要もありません。仕事以外の雑談などは、なるべくしないようにしましょう。
向こうから話かけられたら返答はするが、こちらからは話しかけない、というスタンスで構いません。無駄にイライラするきっかけを作らないようにしましょう。
②私的な会話をされたら相槌を打つだけにする
相手から私的な会話をしてきたら、相槌を打つだけにしましょう。最低限の反応だけにとどめ、それ以上、会話が広がらないようにするのです。
仕事上の関係ですので、無理に私的な会話で盛り上がらなくてもよいのです。嫌いな人とは、極力、接する時間を減らすようにして、無駄な衝突は避けましょう。
③ストレス発散できる趣味を持つ
可能な限り距離を置いていたとしても、嫌いな人が近くにいると、ストレスがたまるものです。ストレス発散できる趣味を持つとよいでしょう。
料理や陶芸など、何かを作る趣味は目の前の作業に没頭できるのでストレス発散になります。
また、ヨガやジョギングなど、身体を動かす趣味は、身体がほぐれてリラックス効果もありますし、気分転換にもよいと思います。カラオケなど、声を出す趣味も発散になりますね。
④日頃行かない場所に旅行する
考えないようにしていても、嫌な人のことが頭に浮かんで、お休みの日もうまく気分転換できないことがあるかもしれません。そんなときは、日常とかけ離れたところにいくと、仕事を忘れやすくなります。
初めていく旅行先では、電車やバスに乗るにしても、方面や駅名に慣れずに移動そのものに集中しますよね。日頃の趣味で気分転換する時間もよいですが、日常に近い環境だと、どうしても仕事のことを思い出しがちになります。
ときには思い切って、遠出をして、非日常に身を置いてみるのもよいと思います。新しい発見にワクワクする瞬間もあるでしょう。帰る頃には、晴れ晴れとした気分になっているはずですよ!
⑤仕事で成果を上げる事に集中する
仕事で成果を上げることに集中するのも、嫌いな人に無関心になるには効果的です。自分にとってレベルの高い目標をたてて、それに集中するのです。
やるべきことがたくさんあると、嫌な人に限らず、他人が気にならなくなります。そうやって、自分の目標達成に集中していると、嫌いな人に無関心になれるだけではなく、仕事の成果にもつながるという好循環が生まれます。
⑥気の置けない人との関係や時間を大切にする
気を許せる人とリラックスする時間を設けて、心を癒しましょう。くれぐれも、嫌いな人の悪口や愚痴だけを言う時間にならないようにしてください。
もちろん、多少の愚痴や弱音は言っても構わないのですが、大切な人との時間を、嫌いな人の話で使い果たしてはいけません。心を許せる人と、ポジティブな気分でいられる時間を過ごすことがストレス発散になります。
嫌いな人と関係を良くするための取り組み方⑤選
ここまで、嫌いな人に無関心になる方法についてお伝えしてきました。次に、関係性をよくするには、どうしたらよいかも見ていきましょう。
➀あなたが苦手とする相手の評価について、周りに聞いてみる
まず、あなたが苦手とする相手をどのように評価しているのか、周りの人に聞いてみましょう。苦手な人について、あなたからは見えていなかった一面が見えるかもしれません。
たとえば、性格が苦手と思う相手でも、仕事の成果では高い評価を得ているかもしれません。
また、相手の言い方や態度がキツイと感じていたとしも、周囲の人にも同じ態度だとわかったら、どうでしょう?あなただけに、その態度をとっていたのでなければ、あなたに対しての悪意はないのです。
そう思うとあまり気にならなくなりませんか?丁寧さに欠ける態度は、その人の短所や個性にすぎないのです。
②「嫌い」という感情が強すぎて感情的になっていないかを考える
次に考えてみて欲しいのは、「嫌い」だから、相手への見方が過敏になっていた可能性はないか、です。「嫌い」という感情が強すぎて、冷静な捉え方が出来なくなっている場合もあります。
たとえば、その相手が上司だった場合、あなたを目の敵にしたり、嫌ったりしているから、その態度をとっているのではなく、直すべき点があなたにあると考えて注意しているだけかもしれません。
あなた自身を否定したのではなく、身だしなみや態度、言い方などを注意されただけかもしれないのです。客観的にどうであったかを、振り返ってみましょう。
③嫌いな人の長所がないか探してみる
一度、嫌いになると、相手の嫌な面ばかりが目に付く、というのはよくあることです。嫌いな人の長所を意識的に探してみましょう。
- 評価は厳しいが、判断は的確な上司
- 口は悪いが、面倒見はよい先輩
- 愛想は悪いが、一度指示すれば着実にこなす後輩
など嫌いな面の一方で、長所があるかもしれません。長所に注目して相手を見ると、印象が変わることもあるでしょう。
④自分にも至らない点がなかったかを考えてみる
相手のことを嫌いと思ったきっかけを思い出してみましょう。そのときの、あなたの行動はどんなものだったのでしょうか。
- 無理なお願いを通した
- 軽い気持ちで、相手の身だしなみをからかった
- そっけない態度をとってしまった
など、振り返ってみたら、自分にも至らない点があった、なんてことはないでしょうか。
もし思い当たることがあるならば、今からでも非を認めて、謝罪をするとよいでしょう。関係性が良くなる可能性もあります。
⑤あえて自分から話しかけてみる
あなたが相手を避けたり、嫌ったりしていると、相手にも薄々気づかれてしまう可能性があります。自分のことをよく思っていない相手に好感を持つ人は、ほとんどいないでしょう。
苦手な相手に、あえて自分から話しかけてみるのはいかがでしょうか。相手の態度が和らぐ可能性もあります。コミュニケーション不足は、仕事でもミスを招きかねません。
コミュニケーションを取る事で、お互いの誤解がとけることや、関係性が改善することもあります。
嫌いな人に対してやってはいけないこと④選
いくら相手のことを嫌いでも、相手に対してやってはいけないことがあります。順にみていきましょう。
たかのり
私自身、職場の嫌いな人とけんかに発展してしまう事が多々ありました(苦笑)。幸い、殴り合いに発展したことはありませんが、攻撃的な人から自分を守るというテイでやらかしてしまいました。
悲しいことに、攻撃的な人がはびこる職場環境のなかでは、周りは見て見ぬふりすることが多かったので、自分の身は自分で守らなければやりたい放題やられるだけだったので・・・
➀けんかに発展してしまう
相手のことが嫌いだからとムキになって、議論が口論になると喧嘩に発展してしまいます。
職場の人間関係で口論にまで発展してしまうと、関係の修復も難しいでしょう。チーム全体の雰囲気が悪くなり、仕事がやりにくくなってしまう可能性もあります。あなた自身も、チームワークを乱す人、という目で見られてしまうかもしれません。
あくまで仕事上の関係なのだということを忘れずに、大人としての振る舞いをしましょう。
②嫌がらせをする
嫌がらせをして、相手が困るのを見ると腹いせになるかもしれませんが、決してやってはいけません。職場いじめの加害者になってしまいます。
嫌いだからといって、嫌がらせをしていい理由になるわけでもありません。仮に相手が嫌がらせをしてきても、報復として嫌がらせをしてしまえば、あなたも同じレベルの人間になってしまいます。そうなる前に、距離を置くようにしましょう。
③相手の悪口を SNS に投稿する
相手の悪口をSNS に投稿するのは、社会人としてNG行動です。匿名で投稿したつもりでも、自分や相手が特定される可能性もあります。
その場合、相手や会社に迷惑をかけることになる他、自分にもダメージとなります。そもそも、SNSは悪口を書く場所ではありません。
どうしても、我慢できないことが起きたら、身近な人に相談するか、職場の人事や上司に相談をするようにしましょう。
SNSに悪口を投稿したところで、何の解決にもならないだけでなく、リスクが高いことも頭に入れておいてください。
④集団で無視する
職場には、あなたが嫌っている相手を同じく嫌っている人もいるかもしれません。
だからといって、その人達と仲間になって集団で相手を無視、などをしてはいけません。それこそ、陰湿ないじめです。絶対にやめましょう。
職場いじめは、相手を傷つけるだけでなく、自分にも社会的制裁が下されます。いじめは、負の連鎖が起きるだけで、誰も幸せにならない手段です。
それをするくらいなら、相手に無関心でいる選択をしてください。
この記事で取り上げた方法を実践した結果、それでも状況が改善されない場合に考える事
人間関係が原因で会社を辞める人は多い
実際、人間関係が原因で会社を辞める人は多いのでしょうか。エンジャパン株式会社が運営しているwebサービス人事のミカタでは、「エン転職」の会員610名に対してアンケート調査をした結果、「人間関係を理由が悪かった」が最も多く、全体の28%を占めていました。
退職理由の本音 | 割合 |
人間関係が悪かった | 28% |
給料が低かった | 12.9% |
社風や風土が合わなかった | 12.2% |
評価や人事制度に不満があった | 10.8% |
待遇(福利厚生)が悪かった | 6.8% |
残業や休日出勤など拘束時間が長かった | 6.8% |
業界や企業の将来性が不安だった | 5.9% |
体調を壊した | 2.4% |
結婚・家庭の事情 | 0.9% |
その他 | 4.7% |
人間関係にトラブルがあっても、気にせず仕事に取り組める人もいますが、よほど耐性が強い人ではない限りは、良好な人間関係の職場で働きたいと考えていると数値が示しているのではないでしょうか?
人間関係以外にも、待遇面や評価制度に対する不満などそれぞれの理由があります。どんな理由であれ、会社を辞めたいと思ったら、一度転職を検討してみるのもよいでしょう。
情報収集しないことは機会損失に繋がるかも?!
転職するしないは別にしても、情報を得る事で選択肢が増えるとわかると安心できませんか?もしかするとアクションを起こさないがために機会損失してしまうリスクだってあるかもしれません。
下記リンク先にて、転職活動に関する内容(転職エージェントに関する情報、実体験を含む転職活動に関する内容)の記事を複数取り上げています。転職するしないは別にしても、あなたが行動を起こすきっかけになりましたら幸いです。ぜひお読みください。
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