職場いじめは、忘れられないトラウマになってしまうことも。
そして、もしかしたら以下のようなことで悩んだりしてませんか?
- 職場いじめのトラウマで、他人に心が開けなくなった
- 職場いじめによって、会社勤めするのが怖くなった
- 職場でいじめを受ける→あなたに問題があるのではないか?と疑われる
職場でいじめを受けると、自分自身を否定された気持ちになり、もしかすると「自分の市場価値は低いのだろうか」とまで思い込んでしまうことがあるかも。
よく人間関係で悩んだときには、
「他人を変えるのではなく、あなたが変わりなさい」と言われる事があります。
私が職場でいじめを受けたことで悟ったのは、「自分が変わるにも限度がある」ということ。
それは、自分が変わろうと努力してきたにもかかわらず、会社や加害者は何も変わることなく、絶望と諦めから鬱になったため。
そんな状況からどんなことをして、職場いじめを乗り越えられたのか?具体的な解決策を交えて解説しているので、ぜひ最後までお読みください!
職場いじめの乗り越え方は、自分が変わる事じゃないと判断した③つの要素
私は、いじめの絶えない職場環境の中、改善するにはまず自分が変わる事だと思っていました。
もしかしたら同じことをあなたも考えているかもしれません。
しかし、それはおススメしません。
なぜ自分だけが努力し続けなければいけなくて、いじめの加害者や会社は変わろうとしないのか?
そう気づいた3つの根拠を挙げて行きます。
➀いじめる側に良心はない
職場いじめをする人は、ストレス発散のためだと思われます。
そして、以下のような理由で攻撃をするのではないでしょうか?
- 単純にターゲットが嫌いだから
- 自分を出し抜くのが許せない
- 自分より下に見ている
そして、自身の目的達成のためなら、他人がどうなろうと知ったこっちゃないと考えているから。
だから、いじめをする側には良心などないと言えるわけです。
②あなたが我慢したとしても、いじめは加速するから
いじめる側は、いじめをしても言い返したりやり返してこなさなそうな相手を選んでいます。
つまり、反撃をしてきそうな相手には絶対に絡みません。
ですから、あなた我慢を重ねていくのは相手の思うツボなんです・・・
そして、仮に喧嘩をしたとしても、いじめを放置するような職場ではあなたが悪者になるだけなので、悔しい気持ちを抑えましょう。
職場いじめ→耐える事が無駄だった!私が嫌がらせを切り抜けた方法とは?
③人事は知らぬ存ぜぬだった
人事は、パワハラの事態を調査して「陰湿な職場風土は根絶させる!」と発言していたにも関わらず、
加害者に対して「人は過ちを犯すもの。やり直しの機会を与えたっていいじゃないか」とお咎めなし。
口ではきれいごとを言いながらも、何も変わらず平行線をたどるどころか、意見した私の立場が悪くなるだけでした。
私が実際に受けた職場いじめの内容→乗り越え方は環境を変える事だと気づく
ここでは、私が実際に受けた職場いじめの内容をまとめていきます。
下記のような事があったので、精神的に参ったため、休職して心療内科に通いメンタルトレーニングをしましたが心は回復せず。
- 営業エリアを取りあげられる
- 高いノルマを課せられた結果、未達成を理由に営業を外されて事務職をさせられる
- 上司が部下のサポートと称して、行動を監視してくる
- 会議にて名指しで個人攻撃を受ける
- 意見をした腹いせにボーナスを20万円下げられる
- 個人的な事をしつこく聞かれる
- 人事にいじめを相談したら「お前が辞めろ」と言われる
そこで気づいたのが「働く環境を変える事」でした。
詳しくは、別の記事にてまとめていますので併せてお読みください。
↓ ↓ ↓
職場いじめは訴えたもの勝ちじゃなかった!窮地を乗り越えた戦略とは?
職場いじめを乗り越えるためにしてはいけない事
職場いじめのターゲットにされた時に、私がやってしまった失敗に対する自戒の念も込めて下記にまとめていきます。
➀自分を責めない
もしかしたら、あなたに非がある場合があるかもしれません。
しかし、あなたがどんなに気を付けていてたとしても、重箱の隅をつついて攻撃してくる人はいます。
だから、自責の念に駆られて思い詰める事はマイナスなうえに、心の病にかかって仕事に支障が出る事もあるので気を付けましょう。
②怒りを引きずること
いじめによって感情的になるかもしれません。我慢はしなくてよいけど、悔しい気持ちはセーブしましょう。
もし、あなたが加害者に対する怒りから仕返ししたことで、立場が悪くなるリスクだってあります。そのため、出来る限り冷静に事を進めて行ったほうが何かと得策。
③他人や環境に期待しない事
あなたがどんなに周囲に掛け合うなどの努力をしたとしても、その行動が必ずしも報われるとは限らないんです。
私も、失敗したから言えるのですが、リターンが見込めないことに注力するのは徒労に終わる可能性が高いです。
たかのり
個人的意見ですが、配置転換したとしても、尊敬できないようなタイプばかりが管理職になっているのであれば、期待しない方が吉
職場いじめの標的にされやすい主な③つタイプ
ここでは、私自身がなぜ標的にされたのかも鑑みて、職場いじめの標的にされやすいタイプの人についてまとめました。
➀「No」が言えない
「No」が言えない人は職場いじめのターゲットにされやすいです。
そのため、仕事で都合よく扱われる事も。
時には我慢が必要な場合もありますが、相手になめられやすくなってしまいます。
②優しい雰囲気の人
一概には言えませんが、外見でいじめのターゲットにされる場合があります。
特に「優しそう」「おとなしそう」な雰囲気の人は、反撃しなさそうな印象を抱かれるので、攻撃されやすいかも。
③一匹狼キャラの人
- まだ職場に馴染めていない状況
- もともと群れないタイプの人
このような一匹狼のような状況の人は、いじめをする側からすると利害が無いから攻撃しやすいと思われやすいです。
その他職場いじめの標的にされるケース→解決できれば乗り越えられるかも?!
上のほうでは、いじめをする側に非があるパターンを解説してきましたが、ここではどちらかというといじめをされる側に非があるパターンを取りあげていきます。
しかし、問題に気が付いて改善していけばいじめが無くなる可能性はありますので、前向きに捉えましょう!
➀空気を読むのが苦手な人
周囲の和を重んじる職場環境では、連携プレーを重んじるところがあります。
そんな状況のなかで個人プレーに走りがちな人はいじめの対象になってしまう可能性が。
②ミスが多い
仕事に慣れないうちはミスが起こる可能性が高いです。
そのため、わからない事は積極的に質問をしてメモを取る事。質問しづらい場合もないとはいえないので、その場合は
- 聞きやすそうな人に聞いてみる
- 相手の方が忙しくなさそうなタイミングを見計らって質問する
というのもひとつの手です。
③仕事が遅い
仕事に慣れないうちは、どうしてもペースが遅くなることがあります。
完璧主義が必ずしも悪いとは思いませんが、それよりも「完了主義」に重きを置いて、7~8割で終わらせられるよう意識していきましょう!
④遅刻や欠勤が多い
時間を守る事は、納期を守る事と同様大切な事です。
日頃の行動パターンを見直して、余裕を持った行動を取っていきましょう!
⑤反抗的な態度を取る
上司や先輩から適切な助言があったとしても、「納得いかない」という理由で反抗的な態度を取ってしまうことがあるかもしれません。
ちょっとしたボタンの掛け違いから、マイナスな方向に行く恐れもあるので、謙虚な姿勢で取り組みましょう!
職場いじめがなかなか根絶できない事実
大人の世界でも「いじめ」は根深い問題です。いじめは子供だけの問題ではありません。
ニュースでも職場のいじめによって亡くなった方の報道が流れてくるなど、社会問題として取り上げられています。
2020年6月には、「パワハラ防止法:労働施策総合推進法」が大企業にて施行され、
2022年4月1日からは中小企業でも義務化されました。
パワハラ防止法に関する内容は、厚生労働省のホームページにてご覧頂けます。併せてお読みください。
だけど、パワハラやいじめをするような連中が、このような事で動きを止めるとはとても思えません。
実際、厚生労働省に寄せられたいじめや嫌がらせの相談は、令和2年度で約8万件もの数が寄せられたと言われています。
そのなかでも多いものが「精神的な攻撃」や「過大な要求」。
結局のところ、上記のパワハラ防止法には強制力がありませんので、会社側からすると幾らでも言い訳のやりようがあるとも言えます。
職場いじめを乗り越えるために、私が取った行動
私が職場いじめを乗り越える為に取った行動は、「環境を変えて働く事」。
そのミッションを遂行するべく複数の転職エージェントに登録して、転職活動を行いました。
その結果、一部上場企業に転職する事ができて無事いじめを乗り越えられたのです!
詳しくは、下記リンク先の記事にて解説しています。併せてお読みください。
↓ ↓ ↓
職場いじめは訴えたもの勝ちじゃなかった!窮地を乗り越えた戦略とは?
職場いじめの乗り越え方は、「転職して環境を変える事」のまとめ
この記事では、
- 私自身が職場いじめを乗り越えるため気づいた事例
- 実際に職場いじめを乗り越えた方法について
取りあげてきました。
もしかすると、あなたの仕事の取り組み方を改善する事で、いじめがなくなるのであればそれはそれで幸せな事です。
そして、転職をしなくとも解決できる場合だってあるので、最終的な判断はあなた自身が決める事です。
ただ、あなたが今どうしても人間関係がしんどいと感じておられるのであれば、以下のデータを参考にしてください。
令和3年度の厚生労働省のデータによると、人間関係を理由にした退職について男性が8.1%、女性が9.6%となっていますので、数値としては大きいと感じます。
転職入職者が前職を辞めた理由別割合 | |||||
仕事内容 | 能力を発揮 できなかった |
人間関係 | 将来性 | 給与 | |
男性 | 5.0 | 4.3 | 8.1 | 6.3 | 7.7 |
女性 | 3.8 | 4.8 | 9.6 | 4.5 | 7.1 |
参考資料:厚生労働省「令和3年雇用動向調査」
データが示すように、人間関係で悩む事は、あなたのストレス耐性が低いわけではありません。
そして、人間関係がうまくいかないがために転職を考える事は、全く恥ずかしい事ではありません!
転職活動の際には、もちろん退職理由の伝え方に気を付ける必要はあります.。
人間関係が退職理由になり得る事は、人事もある程度わかっています。
大切なのは、問題を乗り越える為に「あなたがどう取り組んだのか、その結果転職してどうなりたいのか」ということを伝えることです。
別の記事にて、退職理由の伝え方について解説しています。併せてお読みください。
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たかのり
大切なのは、自分がどうしたいかという気持ちです。
つまり、転職を決断するのがいじめの乗り越え方なのかどうかは、あなたにしかわかりません。
この記事で取り上げた私の実体験は、解決策のひとつに過ぎません。
あなたの今後にとって最善の選択ができるよう、ヒントになれば幸いです。